・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃い色調だが、深い透明感がある。
底がぎりぎり見えないくらい。
色は黒っぽく、フチは落ち着いた紫。
粘性は強めで、雫にタンニンが残る。
【香り】
硫黄の香りが全体を覆っているが、主体は果実香。
煮詰めた、ジャムのような濃縮感のある果実。
そこに茎の青っぽさのような、ヴェジェタルな印象。
動物っぽさは少なく、植物っぽさの方が強い。
それほど強いスパイシーさは無い。
焦げ臭のような印象は少しあり、コーヒーやたばこの葉に通じるものがある。
【味わい】
なめらかで、タンニンは弱いが、酸味はしっかりしている。
余韻はなめらかに続かず、硫黄か何かにシャットアウトされるような印象。
全体にボリューム感は無く、ややジュースっぽい印象を受ける。
【判定】
外観では判定が出来ず。
香りではやや茎のようなグリーン香でカベルネ・ソーヴィニヨンが優勢。
飲み口は、明らかに新世界ワインのジュースっぽさ。
フランスを外して、マルベックかカベルネ・ソーヴィニヨンの二択となる。
飲み口は新世界ワイン独特の濃縮果汁を飲んでいるようなイメージなのでどちらとも言えない。
香りに関しては、マルベックのイメージが頭に入っていないので、カベルネ・ソーヴィニヨンかどうか、という判断になる。
何となく、茎っぽい感じがカベルネっぽいんだな、これが。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー
マルベックでした。
【総評】
サンタ・アナ・マルベック 2006
SANTA ANA MALBEC 2006
アルゼンチン:メンドーサ州、サン・ファン州
アルコール度:13.5%
グルメシティで、特売698円で購入。
ネタばれしてみると、濃縮感の果実味やチョコやたばこっぽい印象など、南西地方のイメージがありますね。
今日の晩御飯、挽肉を使ったドライカレーに合わせてみました。
ワイン自体はとても濃厚なので、カレーに負けず、ちょっとフレッシュな飲み口になります。
カレーのスパイスをまろやかに包みこんで、さらに果実味を加えるような印象でしょうか。
とても良く合います。
家庭の料理だと、カレーや焼肉、ハンバーグなんかに合いそうですね。
他のおつまみ系に合わせてみると、ビーフジャーキーの濃い味付けにはとても良く合います。
アーモンドと合わせると、香りにアマンドグリエの印象が付加されて、ちょっと高いワインになったみたい。
基本的に焦がし系の食品には良く合うんでしょうね。
実に素直なワインなので、いろいろな料理にも良く合いそうです。
渋くも酸っぱくもないので、飲みやすく、万人受けするワインなんでしょうね。
しかも果実味たっぷり。
と、持ち上げておきながら、
我が家でリピートするかは微妙なラインですね。
もちろん好みの問題なんですけど。
マルベックという品種自体にはとても期待しているので、今後も買う事があるかと思いますが、このワインはどうかなって感じです。
ちょっと天真爛漫すぎるのかな。
とてもコストパフォーマンスが高いと思いますが、ひきつける魅力というか面白みが無いんですよね。
ただ、濃縮感のある、果実味たっぷりなワインが好きな人にはおすすめです。
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