2007/12/09

ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・メルロー主体(ボルドー)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:ヴィーノ・デ・アイゼキア)\1080
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い色合いで、深い透明感がある。
底がぎりぎり見えないくらい。
やや落ち着いた紫色で彩度は高い。
粘性は強く、複雑に脚が現れる。

【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
カラメルのような甘い焦げ臭。
グラスを回すと、むっと動物香が立つ。
野性的な感じ。
植物系よりは動物系の印象。

【味わい】
タンニンの強い、渋みを強く感じる味わい。
それでいて、甘さを感じさせる。
余韻はそれほど長く無いが、じんわりと余韻が残る。
酸味はバランスよくあるがそれほど強くない。
果実味が主体で、タンニンがしっかりしていながら穏やかな飲み口。

【判定】
色調からはピノ・ノアールが外れる。
香りの大まかな印象はやや動物系。
カベルネ・ソーヴィニヨンが外れるか。
ただ飲み口が、チリカベっぽい。
動物系で渋みが強いとなるとメルローにも良く見られる傾向なので、メルローも候補になる。
タンニンがしっかりしているので、フランスっぽくもある。
グルナッシュだともう少しスパイシーかな。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブー

なんと、カベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004
VINO DE EYZAGUIRRE CABERNET SAUVIGNON 2004

チリ:DOコルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんで、1080円で購入

ネタばれすると、こりゃチリカベだ、って感じの味わい。
ただ、サンライズなどに良くある、濃縮されたジュースみたいな感じはなく、しっかりワインになっています。
チリカベっぽい濃縮果実の印象とほんのりした甘さがありながら、繊細なフィネスを感じる部分が残ってい感じ。
タンニンは強いですが、実に飲みやすく、すいすいと進んでしまいます。
濃縮感のある果実香がメインですが、とり小屋のような、牧草と動物とやや糞尿系の入り交ざったような、ムスクっぽいのかな、ちょっと複雑な香りの印象もありますね。

飲み進むとやや単調で、変化の無い飲み口にやや飽きてくる。
やっぱりチリカベって印象が強くなってきました。
飲み口がジュースっぽいというか。
いいワインだとは思うので、あとは好みの問題かもしれません。

和風のソースがかかっているビーフステーキなんかだと良く合いそうですね。
ワインの清涼感がたってきて、料理もワインも両方おいしくなりそうです。

http://www.tanakaya3.com/Chili/Ci3153.htm
※サイトより引用
深く、濃い紫系の黒色で、落ち着きのある色相。トップノーズは果実味たっぷりで凝縮感があり、その後ローストした木、ココア、バニラ、そして少し黒ユリの花やピートモスのような香り。さらりとした口当り、適度な酸味と樽からのタンニン。タバコのような味わいと土の味。

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