2007/07/14

シャトー・ド・フューザル ブラン 1984(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(シャトー・ド・フューザル84)\8180
・シャルドネ(ムルソー)\4180

の2本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

シャトー・ド・フューザル ブラン 1984 ボトル ラベル
【外観】
健全な
濃い色合い
輝きのある
薄い黄金色
粘性は強い
艶のある

【香り】
豊かな香り
フルーティ
柑橘系が主体の
青リンゴ
パイナップル
木樽のニュアンス
ヴァニラ
ハーブ香
ミネラルのニュアンス
火打ち石

【味わい】
なめらかなアタック
しなやかな酸味
豊かな酸味
若干の塩味
セック
シャープなアタック
エキス分に富んだ
現在飲み頃の
熟成した味わい

アルコール度:12.5%?
収穫年:1984年?
飲用温度:10℃?
相性のいい料理:サーモンのグリル香草風味

【判定】
外観はやや濃い黄色、輝きもある。
香りは、最初にフルーツとミネラル。
まだフレッシュな感じもあり、香りの第一印象はシャルドネ。
味わいはまろやかな口あたりに、酸味がしっかりしている。
ボディは厚みを感じず、スマート。
このあたりで、いや、こりゃシャルドネじゃない、という感じ。
香りも少し時間がたつと、樽の影響が強くなり、ボルドーっぽい樽のイメージが強くなる。
ちょっと木酢液のような印象の香り。もっといい表現があるといいのだけど。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

これは外すとマズイテイスティングだったので、危うくセーフ。

【反省点】

■外観で不足の項目
・緑色を帯びた →さすがにこれは無いか、'84だからね
・澄んだ →これは入れないと

■香りで不足の項目
・上品な香り →なかなか判定が難しいが過去2回とも入っている
・森林 →ソーヴィニヨン・ブランだと入る項目だけど、今回はやや違う
・洋梨 →パイナップルか洋梨かの差は、熟成度の違いかな
・パン・グリエ →樽の影響が強い場合は入れてもいいかも
・蜂蜜 →樽の影響が強い場合は入れてもいいかも
・バター →樽の影響が強い場合は入れてもいいかも

■味わいで不足の項目
・バランスのとれた →一応入れておく
・切れの良い後味 →あるな、これは
・余韻は7秒以下 →キレがいいって事は余韻が短いのかな・・確かに短いかも

シャトー・ド・フューザル ブラン 1984
Chateau de Fieuzal Blanc 1984
23年前のワインなのに、フレッシュさを強く感じる。
そのあとじわじわと貫禄が出てきて、厚みが出てくる。
でも飲み口はあくまですっきり、キレイに消えるあと味。
いわゆるグランヴァンの、口に入れるとふわっと消えるあの感じ。
複雑性や厚みを感じるのに、基本はフルーティで、すっきりした飲み口。
白ワインのひとつの完成形なんでしょうねー、すばらしいです。

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