2007/03/25

シャトー・ド・パイエ・カンカール プルミエ・コート・ド・ボルドー 2002(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%(プルミエ・コート・ド・ボルドー)\1733
・テンプラニーリョ90%、グラシアーノ、マズエロ(スペイン マルケス・デ・リスカル)\1580
・ネッビオーロ(ランゲ ピエモンテ)\1890
・メルロー(ボルドー)\1790

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
落ち着いた紫、やや透明感がある
底がぎりぎり見えない程度
フチが明るく色調に複雑さを感じる
粘度はそこそこ、13%くらいか
(大外れ12%)

【香り】
花の香り、黒いフレッシュな果実、動物的な香り、
全体に華やかで、強い
グリーンっぽいスパイス香もある

【味わい】
フレッシュなアタック
香りが広がる、心地よい酸味がある
渋みもそれほど強くなく、ミディアムボディにきれいにまとまっている
余韻は7~8秒くらい

【判定】
香りの全体的なイメージはボルドー
フローラルで、全体に複雑性のある香り
明るい色調で考えると、ネッビオーロも入る?
でももっとネッビオーロだと硬派で土臭いような気がする
テンプラニーヨも同様でもっと野暮ったいのではないか
ボルドーで絞っても、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローがあるので、ここで二択になる
動物的な香りもあり、きちんと渋みもあるが、グリーンっぽいスパイス香と、全体に濃厚でない、軽快なイメージがややメルローとは違うか
というかカベルネ・ソーヴィニヨンらしい印象がある

ファイナルアンサーで、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

おお、当たった当たった

【総評】
昨日はローヌをボルドーらしいと感じてしまったが、今日はわりと王道なボルドー

Chateau de Paillet-Quancard PREMIERES COTE DE BORDEAUX 2002
シャトー・ド・パイエ・カンカール プルミエ・コート・ド・ボルドー 2002

フランス:ボルドー:プルミエ・コート・ド・ボルドーAC

http://www.nlwine.com/wine/detail.php3?seqno=134
※サイトより引用
このシャトーの起源は18世紀に遡ります。パイエ村にあり、それが名前に由来しています。過去のオーナーの名前はこの地方の歴史に強く残っています。エステートは1970年にシュヴァル・カンカール社が獲得し、あらゆる面で整備さえてきました。ブドウ栽培面積は40haで、粘土質と村一番の高台にある石灰質土壌の斜面にあります。
醸造・熟成:樽で1年間熟成させます。
味わい:大変鮮やかな色合いで、優美さを兼ね備えたバニラとアーモンドを思わせる香りがあります。
カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの両者の特長を引き出し、非の打ち所がないほどのバランスを持っています。
過去に、10以上の金メダルや銅メダルを、獲得しているワインです。


シュヴァル・カンカール
http://www.nlwine.com/wine/maker/chevalquancard.html

個人的な感想
なるほど、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの両方の特長を引き出しているってのはうなづける。
しかしこのボルドーの華やかな、スミレの花のような香りは、何が由来なんでしょうか。
樽なのかな?
確かにバニラの印象はあるが、アーモンドってのが良く分からない。
飲み口は滑らかで、やや塩味とうまみのようなものがある。
アロマパレットで遊ぶ、という本を買ったので、それに沿って分析してみよう。
http://www.winekingdom.co.jp/wkweb/sparoma.php
・フルーティアロマ
 ブラックカラント、ブラックチェリーくらい
・ハーベイシャス・アロマ
 フレッシュハーブ、ヴァニラ、キノコ
・フローラル・アロマ
 スミレ
・アニマル・アロマ
 なめし革
・ミネラル・アロマ
 ほとんど無し
・アンピルマティック・アロマ
 ほとんど無し
・ケミカル・アロマ
 無し

まだちゃんと読んで無いので、これから勉強です。

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