2006/12/17

ブラインド・テイスティング サンジョベーゼ(キャンティ:トスカーナ) 外す

・グルナッシュ主体(ヴァケイラス;ローヌ)
・シラーズ(オーストラリア)
・サンジョベーゼ(キャンティ:トスカーナ)
・カベルネ・ソーヴィニヨン・メルロー(ボルドー)

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブライドテイスティング

【外観】
紫がかった外観、やや濃いめだが、透明感はある。
粘度はそれほど感じない、13%くらいか。
色調は単調なので、単一品種のワインではないか。

【香り】
熟したフルーツ香。
やや動物的な香り。
樽のニュアンスも感じる。
複雑さを感じるが、全体的な香りは弱い。
カベルネソーヴィニヨンは外れるか。
第一印象はシラーズ。

【味わい】
なめらかなアタック。
余韻はそれほどない。
ボディもあまり感じなく、酸味もおだやか。
全体にまったりとした印象。
特別、苦味や塩味のようなものも感じない。
スムーズで、収斂性や強いタンニンも感じない。
ボルドーでも、ローヌでもないか。

【判定】
全体の雰囲気で、ボルドーとローヌは外れる。
キャンティにしてはややボリューム感があるので、シラーズか。
シラーズにしては、ちょっと全体におとなしいか・・・

ファイナルアンサーでシラーズ。
で、ブー。

答えはキャンティでした。

【反省点】
2005 キャンティ・フロレンタイン 750ml / ルフィーノ社
http://www.redbox.co.jp/cargo/goodsprev.cgi?gno=2466
http://apl.suntory.co.jp/apl/btc/b/wine/categoryDetail?wineDiCategId=WI026&wineId=YCF03

飲み進むと、ああキャンティだ、という味わいなんですが、
第一印象は全然違う。
ピノノアールやメルローのようななめし革や動物的な香りを持っていて、明るめのボルドーくらいの透明感。
やはり、サンジョベーゼはこの透明感が判定のポイントか。
あとは全体的に穏やかで飲みやすい印象、これはキャンティならではでしょうか。
クリアで穏やか、って感じかな。

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