2014/07/21

重畳 2012 甲州Ca910

重畳 2012 甲州Ca910
重畳 2012 甲州Ca910
CHOUJOU 2012 KOSHU Ca910

日本:山梨:甲州市勝沼町
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、1390円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、無色に近いレモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強い
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>リンゴ、メロン、スイカ
<花・植物>ヴェジェタル、白い花
<香辛・芳香>酵母、エーテル、酒粕
<化学物質>なし
香りの印象:開いている、酵母の印象が強い、シュール・リーのような印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:やさしい、スムーズな
苦味:旨みをともなった
バランス:スリムな、まろやかな
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フレッシュでおだやかなフルーツ感

【評価】
軽めでやさしい口当たりで、日本酒のような旨みを持っている

【供出温度】
7度以下、8-10度 あまり冷やさない方がこのワインの良さを味わえるのだけど、冷やして飲むとそれはそれで美味しそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、ややグリーンがかった淡いイエローで、甲州によくあるピンク色はあまり感じません。

香りは、酵母やシュール・リーのような印象が強く、甘酒や酒粕のような独特な香りに、軽いハーブやフローラルが重なり、さらに木樽のニュアンスも入ってきます。
かなり複雑で面白い香りだけど、ちょっとワインらしくない感じ。

味わいは、軽めで穏やかな口当たりから、じわっと甘みと旨み、フルーツ感が広がり、長めに余韻を残しながら、アルコールの印象を残してフィニッシュ。

完全なブラインドで飲んだら、新ジャンルの日本酒ですか?って答えそう。

日本酒が海外で受けているので、こういうタイプのワインも海外で受けそうですね。
明らかに、日本のアイデンティティを感じるタイプです。

ワインだけで飲んでると、ほんとに日本酒飲んでるような気分になってきます。
もちろん、日本酒よりは甘みもあるしフルーツ感も強めなのですが、飲み終わりの感じが日本酒っぽいですね。

今日の晩御飯は、鯛とカンパチの刺し身、アジのたたき、トマト。
鯛の刺し身が一番よく合って、カンパチもそこそこ問題なし、アジのたたきは普通のワインだとやや青臭さに勝てませんが、このワインは無難にこなします。
さすが日本ワイン、しっかり刺し身に合わせてきますね。
多分、この酵母の印象が合う要因でしょうか。

でも、この中で一番いいと思ったのは、トマト。
このワイン、夏野菜とかにとても良く合いそうです。

もろきゅうとか、茄子の田楽とか、みょうがをのせた冷奴とか、野菜と合わせたいですね。
きっと美味しいと思いますよ~。

ふつうに枝豆にもぴったり合いそう。
季節が違うけど、たけのこの天ぷらなんてよく合いそう。

ワインとしてどうなの?って感じはややあるものの、新しいチャレンジをして、どんどん進化している日本ワインをやはり応援してあげたくなりますね。

このワインは、ワインと日本酒の中間的な存在で、料理によってはびっくりするくらいハマるんじゃないかって思います。
和食の料理屋さんで飲んでみたいですね。

家で飲むときは、季節感のある、シンプルな和食と一緒がいいですね。
1000円台前半の甲州としては、コストパフォーマンスが高いと思います。

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【 重畳 】大和葡萄酒/[甲州ワイン][白ワイン][国産ワイン][日本ワイン][山梨 ワイン]

※サイトより引用
重畳とは、幾重にも重なることを意味し、これは大和葡萄酒の長い歴史と共に甲州種に着目し、長年研究を重ねた意味も込めてつけられたものです。
甲州葡萄を樽熟成し、ほのかなオーク香と程よい酸味のある、バランスの良いワインに仕上げました。
※2012年物がSakura Japan Women’s Wine Awards 2014 銀賞受賞!
大和葡萄酒さんでは、日本古来の葡萄品種を大切にし、その日本最古の品種である「甲州種」の可能性を最大限に引き出したワイン造りを今なお挑戦し続けています。
その甲州種の中でも、日本最古の樹であろうといわれている「甲龍(樹齢約130年)」と「三森甲州(樹齢約100)」、「竜眼(樹齢約90年)」の管理と枝分けからワインを造る権利を唯一もち、その樹から生まれるワインには「甲州ワイン」の歴史を感じ取ることができるでしょう。
それは結果としても表れ、日本でのワインコンクールでの金賞・銀賞の受賞はもちろんのこと、その味は様々な世界のワインコンテストでも認められています!!
樹齢約130年の甲龍から生まれる白ワイン「甲龍」。その甲龍より枝分けした葡萄のみから造られる「リュギースパーク古代甲州」。
今まさに世界へと挑戦を続ける日本のワインを、その舌でぜひ一度確かめていただきたいです。

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