2012/06/30

コルビエール ルージュ 2010 ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ(ブラインドテイスティング:外す)

コルビエール ルージュ 2010 ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%(日本:山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城:10)\1715
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(3)カリニャン45%、グルナッシュ・ノワール45%、シラー10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCフィトゥー:09)\1365
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ペイ・ドック:10)\1180
(5)グルナッシュ45%、カリニャン35%、シラー20%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:10)\1155

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:タバコ、こげ臭、燻製肉、スパイス、生木のようなグリーン香、針葉樹、プルーン
香りの印象:木樽からのニュアンス、こげ臭が強め

【味わい】
アタック:おだやか
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:しっかりしている、強め
バランス:力強い、固い
タンニン分:弱め、サラサラした
アルコール度:強い
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
アンピルマティック(こげ臭)

【評価】
濃縮し、力強い

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若さのある色調で、深い透明感がある。
紫が強く、2010年のワインが候補。
日本ワインが第1候補。

香りはこげ臭が最初強く現れる。
還元香なのか、固い印象で、開いていない感じ。
生木のようなグリーン香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。

味わいはドライ。
トゲトゲしい強さを持っている。
バランスがイマイチ。

とにかく樽香が強いイメージはニューワールド的だが、南アフリカでは無さそう。
生産年も2008年ということは無いだろう。

軽めな口あたりで、ちょっとギクシャクしたバランスが何となく日本っぽい。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、タナ、マスカット・ベーリーA、甲州、ノートン
で、ブー

コルビエールでした。

【総評】
コルビエール ルージュ 2010 ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ
Corbières Rouge 2010 Domaine de la Grange

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ45%、カリニャン35%、シラー20%

伊勢丹で、1155円で購入。

全然カベルネ・ソーヴィニヨンじゃなかったですね。

確かにカベルネ・ソーヴィニヨンにしては軽めかな、と思ったのですが、そこは日本産のカベルネ・ソーヴィニヨンだから、軽く仕上がっているんだろう、と勝手に想像してしまいました。(言い訳)

それにしても、グルナッシュ、カリニャン、シラーというセパージュにしては、ドライな、甘みがほとんど無い印象なんですよね。
フルーツ感も薄くて、ガチガチに固くてゆとりの無い感じ。

今日の晩御飯は、自家製のハンバーグ。
ソースは赤ワインベース。

ワインに合わないわけがない、というメニューなんですが、このワインを合わせると、なんだか、辛さが強くなって、イマイチな印象。

ワインに包容力がない感じなんですよね。
後味にややワックスのようなエグ味も残ります。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
悪くないけど、何か食べ物が欲しくなる、という感想。

食事が終わって、ワインだけになっても、意外と大丈夫です。

ちょっと後味のエグ味みたいな、ワックスのような印象は残るけど、素直なナチュラルなフルーツ感がいいんですね。
媚びてないフルーツ感というか。

第一印象はイマイチでしたが、後半良さも出てきました。

個性があって面白いけど、人に勧められるほどではないかな~。

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