2012/01/20

M.シャプティエ ペイ・ドック ルージュ 2010(ブラインドテイスティング:外す)

M.シャプティエ ペイ・ドック ルージュ 2010

(1)グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\998
(2)シラーズ(豪:南東部:10)\780
(3)テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOタラゴナ:10)\598

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、黒みを帯びた、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや軽い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、濃縮感がある、濃厚な、よく熟した?

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス 、ブラック ベリー 、ブラックチェリー、血液、黒胡椒、丁子、シナモン、針葉樹
香りの印象:若々しい、開いている、第一アロマが強い

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み:(アルコールのボリューム感を含んだ)豊かな
酸味:なめらかな、スムーズな
バランス:スマートな、心地よい、流れるような
タンニン分:力強い、強い(突出した)
余韻:やや軽い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮した)、スパイシー

【評価】
濃縮感があり、果実味があり、力強い

【供出温度】
15-18度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
とても濃くて若々しい外観。
この中ではシラーズか。

香りは、スパイスとグリーン香が特徴的。
ちょっと弱めで、青っぽい。
樽の印象も強め?

味わいは甘みのあるフルーティさがシラーズらしい。
渋みは強いけど、わりと軽く感じる。

ファイナルアンサーで、オーストラリアのシラーズ
で、ブー

なんと、ラングドックのグルナッシュ、シラーでした。

【総評】
M.シャプティエ ペイ・ドック ルージュ 2010
M,CHAPOUTIER Pays d'Oc 2010

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー

スーパーマーケット ライフで、998円で購入。

これはちょっと期待していた、シャプティエのペイ・ドック。
素直で、スムーズに入ってくる感じがとても好印象ですが、ワインだけで飲むとタンニンがちょっとキツめです。

調べてみると、これはステンレスタンク醗酵のステンレスタンク熟成、樽の影響なんてまったくありません。

うきうきワインの玉手箱サイトより引用
■ 品種:グルナッシュ・ノワール主体、シラー
■ 平均樹齢:30~40年
■ 土壌:粘土石灰質土壌
■ 醸造:25度で6日間ステンレスタンクにて醗酵
■ 熟成:5ヶ月間ステンレスタンクで熟成
これがテストだったら完全に落ちてますね~。
還元状態で閉じてる感じが、樽の印象とかぶったのかしらん?
ちょっと鼻の奥を突くような、重い感じがありますが、その部分が樽香の印象だったのかも。

それにしても、グルナッシュ主体でこの濃さはなかなかありませんね。
すごく濃いワインです。

今日の晩御飯は、ハヤシライス。

デミグラスソースの甘い感じが、このワインに良く合いますね。
ワインの素直なフルーティさが活きてくる感じ。

このワイン、ちょっとワイルドなまとまりですが、とても素直な印象です。
言葉づかいが悪くて乱暴だけど、気持ちは真っ直ぐでピュアな女の子、みたい?
ツンデレ系のワイン、って事でしょうか・・

コーンクリームスープに合わせると、ワインの強い部分が出てきて、ダメですね。
意固地な感じになってしまいます。

ビーフジャーキーとか、ナッツとかに合わせてみると、ちょっとワインが浮く感じ。

ニューワールド的な、濃縮感のあるフルーティさだけど、カジュアルワインとはちょっと違う、本格的な味わいを持っているので、ちゃんと料理に合わせたほうが美味しいでしょうね。

何というか、やっぱりシャプティエの片鱗を持っている感じです。

でも、香りはずーっと閉じた感があって、いまいち開いてきませんね。
口あたりはオーガニックをイメージさせる、ピュアでキレイな飲みくち。

この価格では、十分美味しいのですが、何かもう一段美味しくなりそうな期待感があります。

媚を売らない、ワインが主張を持ってる感じが、さすがシャプティエって思わせます。
特筆すべきはそのクリーンな飲みくちでしょうか。

1000円弱ならとてもお買い得なワインだと思います。

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