2011/06/18

エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)グルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:00)\1450
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(4)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:09)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチが3~5mmくらい、バイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
粘性は、中庸。

【香り】
たばこの葉。
樽香。
濃縮感のある黒い果実。
青っぽいハーブ。
ショウブみたいな印象。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは強めで、少し刺激的。

【味わい】
残糖を多めに感じる、セック。
フルボディ。
フルーティで、ほんのり甘い口当たり。
酸味は穏やか。
タンニンは細かく、控えめで、舌の真ん中が少し乾くくらい。
飲み口は甘さを感じるが、後味はドライ。
アルコール度は高め。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観からはどれも候補になる。

香りは樽香が強めで、グリーンっぽいスパイス香がある。
フローラルとも、草香ともいえる。
この段階ではローヌか、ラングドックのような印象。

味わいは甘め。
フルーティでニューワールド的。
シラー的でもある。

ローヌと、ラングドックに絞るが、ローヌは2000年なので、熟成感が全然違う。
そうなるとラングドック?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、サンソー
で、ブー

なんとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009
Hemisferio Cabernet Sauvignon Miguel Torres 2009

チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、880円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
フルーティで悪くないけど、茎っぽい青い印象が強い、という意見。

ニュージャンルのチリカベって感じがします。
すっかり南仏かと思わされました。

スペインの名門、ミゲル・トーレスがチリに設立したワイナリーですね。

甘みとかフルーティさはニューワールドの印象ですが、香りがヨーロピアンです。

飲み進むとちょっと単調、ジュースっぽい。

今日の晩ご飯は、トンテキでしたが、イマイチ合いませんでした。
塩気が強い食事は、このワインの苦みを引き出すみたいです。

香りも強めなので、家庭料理と合わせるのはちょっと工夫が必要ですね。

でもホントにちょっと工夫すれば合いそうな気がします。

おつまみに作ったガーリックトーストには良く合いました。

ミックスナッツに合わせると、カシューナッツくらいの塩気の無さがちょうどいい感じです。

第一印象はとっつきやすいけど、飲み進むと、ちょっとつっけんどんになる感じがある?
飲めば飲むほど違和感が出てくるような。

付き合いにくいタイプなのでしょうか?
青草香も強すぎますね。

でも香りも味わいも個性があって、良さも十分にあります。

評価が難しいワインですね。
新感覚のニューワールドワイン?って感じでしょうか。

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ミゲルトーレス エミスフェリオ カベルネソーヴィニヨン 赤 税込 880 円 送料別

※サイトより引用
「ミゲルトーレス チリ」は、スペインのバルセロナ近郊に、個人所有としては生産量世界一を誇るワイナリーを持つ、名門トーレス家により1979年に設立された、チリのワイナリーです。
チリの優れた品質のぶどうとトーレスの最新技術の融合により生み出された「ミゲル・トーレス チリ」は世界の有名レストランでも高く評価され、チリのプレステージワインとして広く認識されています。
果実味があり、程よいコクで大変飲みやすい。
またスクリューキャップで開栓しやすい。

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