2011/04/17

ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006【外観】
黄金色の、濃いイエロー。
色味は鮮やかで強い。
ニュートラルなイエロー。
輝きは強く、キラキラしている。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃厚な、花の蜜や、はちみつのような香り。
柑橘系フルーツ。
グリーン系のハーブ。
グラスを回すと、ミネラルとクリーム。
香りはそれほど強くないが、複雑で、厚みがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
酸味が中心の、酸っぱいアタック。
ボディは厚めで、後味はまろやか。
アルコール度は強そうだが、とてもバランスがいい。
舌が酸味に慣れてくると、ふっくらした穏やかな飲み口になってくる。
後味はキレイに消えるが、かすかな苦みと心地よい果実感が残る。
余韻は長め。

【判定】
かなり濃い外観からは、2006年のアリゴテか、2005年のシャルドネが候補。

香りは蜜のような甘い印象が最初にくるが、後からグリーン系のハーブやミネラル、それにリンゴの印象が出てくる。
シャルドネというよりはアリゴテ。

最初のアタックは酸っぱい。
でも深い味わいがある。

樽の印象も強いが、上品にバランスをとっていて、かなり高級な印象。
後味もとても良く、2000円クラスの味わい。

リンゴの香りと、酸っぱいアタック、価格の印象もアリゴテ。

でも、ひょっとしたら、シャブリの可能性もあるので、再検討。

う~ん、シャブリも、あるといったらある。
でもこの酸っぱいリンゴの印象はやっぱりアリゴテ。

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ピンポン

アリゴテらしさをちゃんと残していながら、優しい飲み口です。

【総評】
ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006
Joseph Drouhin Bourgogne Aligote 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ
アルコール度:12%
ブドウ品種:アリゴテ

リカーランドトップで、1990円で購入。

以前も飲んだことがあるけど、やっぱり、これはいいアリゴテですね。

ブーズロンのアリゴテにも引けをとりませんね。

ただちょっと、下り坂、あるいは熟成の谷間、みたいな印象があるんですよね。
ちょっと力が抜けてるような。

グラスに入れて時間が経つと、かなり酸っぱくなってきます。
でもまあ、アリゴテらしさの範囲?

カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
アリゴテって、なかなか評価が難しいですよね。

もともとそんなに力のある品種じゃないので、マイナスポイントで評価されてしまいます。
ボリューム感が無いとか、酸っぱいとか。

すっかり食事もすんで、ワインだけで飲んでいると、じわじわと美味しくなってきました。
う~ん、やっぱりこのワイン良いですね。

グレープフルーツのような、爽やかな苦みもあって、後味がとてもいい。
オレンジとかライムとか、いろいろな果実の味わいもあるんですよね。

1本飲み終わる頃が一番美味しくなってきました。
ホントに良いワインですね、オススメです。

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