2011/04/16
クロズリー・デ・アリズィエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009(ブラインドテイスティング:外す)
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(2)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(3)テンプラニーリョ、シラーズ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGTサレント:08)\1200
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近いが、フチは鮮やかなバイオレット。
深い透明感があって、底がうっすらと見える。
粘性は弱め。
【香り】
酸っぱい黒い果実。
なめし革?
ちょっとケミカル?
グラスを回すと、グリーン系のフローラル。
香りはあまり強く無いが、鼻を突く印象。
グリーン系で少しケミカルな印象が特徴的。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムボディ。
酸味はしっかりしていて、フレッシュ。
タンニンも主張があり、舌の表面全体が乾く感じ。
クールでドライな、キレのいい飲み口。
後味は乾く。
余韻は短い。
【判定】
若い外観でいくと2008年以上だが、どれも入る。
濃さは、ピノ・ノワールとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンが外れるくらいの透明感。
香りはグリーンっぽさが強いが、酸味を感じる果実というか、ボリューム感の無い、シャープなイメージ。
何となく、イタリアっぽい。
味わいは、残糖をほとんど感じない辛口。
グルナッシュやシラーの印象ではない。
やはりイタリアの土着品種、って印象?
ファイナルアンサーで、プリミティーヴォ
で、ブー
あれ、ピノ・ノワール。
【総評】
クロズリー・デ・アリズィエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009
Closerie des Alisiers Bougogne Pinot Noir 2009
フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール
リカーランドトップで、1499円で購入。
改めて飲んでみると、あーなるほど、濃いピノ・ノワールですね。
サバサバした素っ気なさと、その中にある気品、がピノ・ノワールらしいです。
なんだかとっても、割り切ったというか、斬新というか、モダンというか、主張もを持っている感じがしますね。
辛口の、キリキリしたワインが好きな人には美味しいと思います。
飲み口は優しくありませんが、手を抜いたような感じは全然無く、こだわって好きなことをやりました、って感じがします。
このワイン、飲めば飲むほど、ハマっていく感じですね。
なかなか良いかも。
今日の晩ご飯は、自家製シューマイだったのですが、やっぱり豚肉とはイマイチ合いませんね。
スパイスやハーブもちゃんと効いた、しっかりした肉料理じゃないと合わなさそう。
家庭料理だと相当気合を入れないと。
でも、ワインだけで飲んでも美味しいですね。
ちょっとタンニンがキツイかと思ったけど、飲み進むと、フルーティさも感じてきて、なかなかいい感じ。
飲み進んでも飽きてこないし、グラスに置いて時間を置いても、しっかりしています。
カミさんに価格感を聞いたら、1480円でほぼ正解。
「美味しい」と好評でした。
コストパフォーマンスの高い、美味しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールだと思います。
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