2011/01/29

ベリンダ・コーリー キアンティ・クラッシコ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ:05)\2980
(2)サンジョヴェーゼ(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・クラッシコ:08)\1580
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シューペリュール:00)\1080
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(日本:山梨県:甲斐市:生産年不明)\720

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ベリンダ・コーリー キアンティ・クラッシコ 2008
【外観】
わずかに落ち着いた印象の、濃い目のルビー色。
若い印象の色調ながら、黒っぽく少し落ち着いている。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
底光りするような輝きがある。
粘性はやや弱め。

【香り】
なめし革。
ドライプルーン。
グラスを回すと少し生っぽい動物香。
ドライフラワー。
香りは弱め。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトボディ。
酸味はしっかりしていて、収斂性を感じる。
タンニンは穏やかで、舌の真ん中がちょっとだけ乾く感じ。
やや水っぽいような印象もあるが、軽いなりに、バランス良くでまとまっている。
アルコール度はかなり軽い印象で、11.5%程度のイメージ。
余韻は短く、後味は軽く乾く感じ。

【判定】
透明感のある外観は、サンジョヴェーゼ、ピノ・ノワール、日本のカベルネ・ソーヴィニヨンが候補。

香りの印象はサンジョヴェーゼ。
独特の酸を感じる香り。

味わいは、赤ワインとしてはとても軽くまとまっていて、少し水っぽいくらい。
素直な印象も、日本のワインをイメージさせる。

カベルネ・ソーヴィニヨンらしさを改めて探すと、かすかにグリーン香を感じる。

でも総合的にはサンジョヴェーゼ。

んん、悩む。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

ふぅ、5連敗中だったので、当たって良かった。

【総評】
ベリンダ・コーリー キアンティ・クラッシコ 2008
BELINDA COLI CHIANTI CLASSICO 2008

イタリア:トスカーナ州:DOCGキアンティ・クラッシコ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1580円で購入。

軽いのですが、素直な味わいで、繊細さを感じるキアンティ・クラッシコです。

オーガニックっぽい、素朴でナチュラルな感じ。
このワインがオーガニックかどうかは分かりませんが、硫黄香はあるので、違いそうですね。

それにしても、このワイン、軽さがマイナスポイントでもあり、特長でもあります。

今日の晩ご飯は自家製の焼き鳥。
塩コショウしたものを、一度蒸して、フライパンで焼いて、焼き鳥のタレは後付けです。

塩味の状態で合わせると、ワインが辛く感じますが、タレをつけて合わせると、甘みがワインとのバランスをとってちょうど良くなります。

ワインも軽いので、焼き鳥くらいがちょうどいいですね。

試しに、ビーフジャーキーと合わせてみると、殺伐とした味わいになってしまいます。

カミさんに値段を聞いたら、880円。
軽くて、後味が苦い、だそうです。

そうなんですよね・・・
いいところはあるのですが、分かりにくい良さ、というか。

何となく、自己主張があって、価値観を提案してるような、アイデンティティを持っているワインの印象なんですよね。

こういったワインがあってもいいのかな、って感じはしますが、でも人にはすすめられないかも。

この生産者の他のワインは試してみたいですね。

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