2010/11/03

ブルーサ サンジョヴェーゼ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)グルナッシュ・ノワール50%、シラー20%、ムールヴェドル20%、カリニャン5%、サンソー5%(仏:ラングドック・ルーション地方:ラングドックAC:08)\950
(4)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.T.ルビコーネ:08)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルーサ サンジョヴェーゼ NV
【外観】
透明感のある、やや濃いルビー色。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
色合いは紫が強く、少し落ち着いている。
輝くは少なく、大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
赤い果実。
なめし革。
カラメル。
少しフローラル。
香りは弱め。
グラスを回すと生っぽい動物香。
酵母の印象。
奥にオリエンタルスパイス。
時間と共に鶏小舎のような印象が出てくる。

【味わい】
残糖を少し残すセック。
ライトボディ。
軽い飲み口で、酸味はほどほど。
タンニンも控え目で、かすかに舌の表面が乾くくらい。
アルコール度は低め。
酸味に独特な収斂性がある。
ライトなアタックから、かすかに酸味と渋味が広がり、すっきりと消える。
軽いながらもバランスが良い。

【判定】
明るい外観からは、サンジョヴェーゼが怪しい。

香りも弱く、ちょっと鶏小舎のような悪臭成分が混ざって、サンジョヴェーゼっぽい。

味わいは超ライト。
500円以上はしないだろうって感じ。

酸味の収斂性とか、ちょっとオリエンタルスパイスみたいな感じとか、いかにもサンジョヴェーゼっぽい。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

これは価格当てでしたね。

【総評】
ブルーサ サンジョヴェーゼ NV
BRUSA SANGIOVESE NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.T.ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、500円で購入。

このワイン、なかなか好みのタイプです。

軽くて、スッキリしてて、アルコール度が低めで、ドライで、ちょっとクセのある味わい。

水っぽいくらい軽いのですが、バランスがいいので、短所が長所になってる感じ。

500円なりの、プライドみたいなものを感じます。

今日の晩ご飯はホイコーロー。

でも休み前なので、スーパーで冷凍のフェットチーネのカルボナーラも買ってきました。
198円なんて、パスタソースを買うより安いぞ。

レンジで5~6分温めるだけなんですが、麺の感じとか、なかなかいいですね。
生パスタっぽいです。
というか、うどんっぽいのかな?

このワインを合わせてみると、ちょうどいい感じ。

クリーム系のソースなので、普通は白ワインですが、軽い赤ワインはアクセントになって、また違った合い方をして美味しい。

多分このワイン、コンビニパスタにもよく合うと思います。

続いて、メインディッシュのホイコーローに合わせてみると・・・完全に負けました。

ワインの味が全部すっ飛んで、水のようになってしまいますが、口をサッパリさせる、とう点では効果はあり。

それにしても、カルボナーラとホイコーローは、全然合いませんね・・・

おっ、でもこのワインが、二つの合わない料理の橋渡しをします。

間にワインを入れると、口がリフレッシュして、あまり気になりません。

なかなか日常飲みに重宝しそうなワインですね。

生魚・青魚系を除けば、守備範囲が広そうです。

試しに、大根の葉っぱの炒め物に合わせてみると・・
貧乏くさい味を受け止めて、流してくれるような、寛大さがあります。

まあ、あまりポリシーが無い、って事でしょうか。

家庭で飲む500円ワインの選択肢としては、十分あり、なワインですね。
おすすめです。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事