2009/06/05

ランドスクルーン カベルネ・フラン メルロー 2000(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ42% 、カリニャン26% 、シラー20% 、サンソー12%(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\647(6本セット3880円)
・ガルナッチャ・ティンタ85% 、テンプラニーリョ15%(スペイン:アラゴン州:カンポ・デ・ボルハD.O.:07)\647(6本セット3880円)
・カベルネ・フラン、メルロー(南アフリカ:パール地域:00)\598(特売品)
・品種不明(イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ランドスクルーン カベルネ・フラン メルロー 2000
【外観】
オレンジがかった、やや明るめの、ルージュ。
透明感があり、底がぎりぎり見えるくらい。
色合いはやや落ち着いていて、オレンジがかっている。
ディスクは薄く、粘性は中庸。

【香り】
加熱、あるいは乾燥したフルーツ。
プルーンや、ブルーベリーくらい。
腐葉土。
乾燥した肉。
ややケミカル臭があり、グラスを回すとちょっとアンモニアのような香りが立つ。
ちょっと鼻につく感じ。
このケミカル臭が取れないと他の香りは感じられない。

【味わい】
ややピークを過ぎて、ピークを過ぎたワインの印象。
酸味も少しギスギスしていて、酸化の印象がある。
タンニンは柔らかい。
ボディは力強く、アルコール度も高め。
余韻は短い。

【判定】
ややオレンジがかった外観は熟成したワインの印象。
この中では南アフリカのカベルネ・フラン。
香りも熟成感が強く、ドライフルーツや乾燥肉のような印象。
ただ、ケミカル臭が強く、ちょっと嫌なアンモニア臭がある。
飲み口もピークを過ぎてやや衰えたような印象。
酸味が尖っている。
全体的に、陰気な感じはカベルネ・フランっぽい。
肉系の香りや、哲学的な印象も個人的に思っているカベルネ・フラン。
ちょっとフォクシーっぽいとでもいいますか、やや野暮ったい印象なんですよね。
あとはノンヴィンテージの2本も捨てきれない。
力強さからいくと、イタリアのヴィーノ・ダ・ターヴォラは違うだろう。
ヴァン・ド・ペイ・ドックはグルナッシュ主体。
となるとこれも違う。きっと。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

すごいぞ、ここのところ5連続で当ててます。

【総評】
ランドスクルーン カベルネ・フラン メルロー 2000
LANDSKROON CABERNET FRANC/MERLOT 2000

南アフリカ:パール地域
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・フラン、メルロー

リカーランドトップで、ワゴンセール、598円で購入。

ピークは過ぎていますが、落ち着いてくるとそこそこ味を出してきました。
コルクにはゴム臭があって、明らかにあふれたような痕跡もありました。
管理が悪かったのかもしれませんね。一度温度が上がっているワインかもしれません。

でも素性は割りと良さそうで、グラスに少しだけ残っても力強さを保っています。

ちょっと冷やしてみるとシェリーのオロロソや、ポートのようなニュアンスを感じます。
悪く無いですね。

グイグイ飲むタイプではなく、ちびりちびりと楽しむ感じ。

今日の晩御飯は肉野菜炒め。

赤ワインには合わない(と勝手に思っている)豚肉ですが、やはりちょっとよそよそしい、というか、合いません。

週末なので、パスタを茹でて、レトルトのアラビアータを作ってみました。

これも、やっぱり合いません。
ちょっとアルコール度が高くて、アルコールが浮くような印象ですね。

やはりしっかりした肉料理が合いそうですね。
ラムくらいがちょうど良さそう。

それにしても、ちょっと飲み頃を過ぎた感じですかね。
598円としては楽しめましたが、人には薦められないコンディションです。

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