2009/05/05

シャトー・ダルサン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ラドワ・セリニー村:ラドワAC:02)\2980
・メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%(仏:ボルドー地方:オー・メドックAC:05)\2580
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ダルサン 2005
【外観】
濃い色調。
色は黒っぽく、落ち着いている。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
粘性は強めで、脚がゆっくり降りてくる。
雫にやや色素が残る。

【香り】
スミレの香り。
濃縮感のある果実。
カシス。
香りは強く華やか。
スパイスやヴェジェタルな印象もある。

【味わい】
ブルボディで、厚みのあるふくよかな味わい。
タンニンはしっかりしているが、滑らか。
酸味もほどよくあり、タンニンとのバランスが良い。
セックで残糖はほとんど無く、とても辛く感じる。
余韻は長く続く。
アルコール度は高そう。

【判定】
外観からはボルドーの2本が残る。
香りもまさにボルドータイプ。
スミレのようなフローラルな香りがあり、華やか。
味わいはかなりがっしりしている。
アルコール度も強く、ストラクチャーも強い。
オー・メドックはブルジョワ級だが、そのくらいの強さを感じる。
2006か、2005かという点でもやや熟成感があり、2005の印象。
価格も倍違うが、2000円越えの品質感。

ファイナルアンサーで、ボルドー、オー・メドック
で、ピンポン

しっかり辛い、硬派なボルドーです。

【総評】
シャトー・ダルサン 2005
Chateau D'Arcins 2005

フランス:ボルドー地方:オー・メドックAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

2005年はボルドーの当たり年と言われていますが、とても濃い印象のボルドーです。
濃いんですが、フルーティさは少なく、いわゆる今どきの濃厚フルーティ、というタイプではありません。
タンニンも柔らかく飲みやすいのですが、あくまでセック。
最初はとても強く感じるのですが、飲み進むにつれて、体とワインが馴染んできますね。
とても美味しいボルドーです。

時間が経つとオリエンタルスパイスのような、少し熟成した酸味を感じる香りになってきました。
ちょっとなめし革のような感じとか、赤系のドライフルーツとか、複雑な香りが楽しめますが、口当たりはやや酸っぱい感じも出てきます。

とはいえ、2000円台で飲めるワインとしては充分ですね。

濃い外観からは、やや重いのではと思われましたが、1本飲み終わるまでそんな感じはなく、口当たりは滑らかで、過剰なタンニンはなく、スムースで紳士的です。

ゴールデンウィークの終わりに美味しいワインをいただきました。

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