2007/06/05

コート・デュ・ローヌ ルージュ"ベルルーシュ" 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ80%、シラー20%(コート・デュ・ローヌ ベルルーシュ)\1650
・ピノ・ノアール(ヴァン・ド・ペイ・ド・ロード)\1155
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

コート・デュ・ローヌ ルージュ
【外観】
健全な外観
明るい色合い
紫色を帯びた
ルビー色
粘性あり
若々しさのある外観

【香り】
濃縮感のある
カシス
ブラックチェリー
きのこ
なめし革
黒こしょう

【味わい】
なめらかな口あたり
やわらかい酸味
辛口の
心地よい渋み
若々しい味わい
余韻は6~8秒

アルコール度:12.5%?大外れ→13.5%
収穫年:2004?×→2003年
飲用温度:12℃くらい?

【判定】
明るく透明感のある外観。
底がぎりぎり見える程度。
粘性はそこそこ、ミディアムボディくらいか。
外観ではすべてのワインが範疇になる。
香りは印象的なスパイス香。
かなりシラーに傾くが、そこにかぶせて、動物的な厚みのある香りが香ってくる。
スパイス香だけではカベルネ・ソーヴィニヨンも候補なので、そこに動物的な印象という事はボルドーという事も考えられる。
味わいは、やや甘さを感じる辛口。
決して甘さがマイナスの要因にはなっていない。
渋みもしっかりしている。
酸味はややおとなしい。
余韻もキレイに消えるイメージ。
スパイス香ではシラーだが、動物的な印象があるので、やや候補から外れる。
中間をとって、ボルドーか、とほぼ決まりかけるが、この香りと飲み口、ボルドーじゃないだろう。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ブー

とほほ、ローヌでした。

【反省点】
Cotes du Rhone Rouge Belleruche 2003
コート・デュ・ローヌ ルージュ"ベルルーシュ" 2003
http://www.nlwine.com/wine/detail.php3?seqno=103
※日本リカーさんのページより引用
■栽培
収穫は手摘みで行われます。
■醸造、熟成
除梗を行い、約15日間発酵させます。品質を安定させる非常に良質のタンニンがあります。一部は樫の小樽で、その他は大樽で6ヶ月熟成の後、翌春ブレンドされます。 
■色
紫がかったガーネット色。 
■香り
さくらんぼや赤すぐりなどの赤い果実の熟した香りを思わせます。
■味わい
まろやかでコクがあり、果実味豊かな分、渋味は穏やかで、口の中を十分満たしてくれます。

“Belleruche”ベルルーシュの意味は、ベル(=美しい)、ルーシュ(=ミツバチの巣箱)の意味です。キュヴェ名になります。
シラーはローヌ南部から収穫されたものを使用し、ベルルーシュに良い骨格を与え、またローヌ南部から収穫されたグルナッシュは丸みと繊細さ、花の香りを与えます。

最初の黒こしょうの印象を大事にすれば良かった。
ボルドーじゃないと判断した段階でなぜローヌに行かなかったかというと、シラーにはあまり無いと思っている、動物香のせい。
動物的な印象でピノ・ノアールにひっぱられてしまった。
でも、ネタばれしてみたら、これは完全にローヌの味わい。
まだまだ舌にモノサシが出来ていない証拠ですね。
ローヌの特徴と思われるもの
・明るい色合い(やや黒っぽい?)
・黒こしょうの香り
・熟した果実あるいはカシスのような印象
・動物的な印象がある場合がある
・辛口だが、ほんのりやさしい甘さを感じる
・全体に穏やかなイメージ
柔らかくて飲みやすいんだけど、この間のオーストラリアのシラーズとはえらい違い。
香りの複雑さとあと味のすっきり感かな?
シャプティエのローヌはとてもおいしくて、ぐいぐい進みます。
ギガルといい、シャプティエといい、ローヌのワインは美味しいですねー。

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