2006/12/09

ブラインド・テイスティング メルロー(ヴァンドペイオック・モメサン) 外す

・シュペートブルグンダー(ドイツ)
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ラングドック)
・グルナッシュ主体(ヴァケイラス)
・シラーズ(オーストラリア)
・メルロー(ヴァンドペイ)
ネロ・ダヴォラ(シチリア)

の6本のうちから1本を空けてもらいブラインドテイスティング

【外観】
透明感のある外観、明るさはほどほど、ややオレンジを感じさせる、落ち着いた印象。
タンニンはきれいに溶けている。

【香り】
なめし革、動物のような印象を最初に感じる。
これってピノノアール?と思うが、色味としてはやや濃い印象なので別の選択肢も探す。
黒っぽいスパイスの印象も強く、グリーンっぽさはあまりない。
花の印象も少なく、カベルネやシラーは違うかという感じ。
かといって、コートデュローヌの深み、複雑さはあまり感じない。

【味わい】
余韻がとても短い。
口あたりはよく、なめらかだが、やや飼いならされた印象。
口に含むとよりスパイシーな印象が強まる。
ここでピノノアールの選択肢は消える。
消去法でいくと、メルローとシチリアが残る。

【判定】
メルローの方向で考えていたが、最後に残る苦味、余韻の短さ、などややイタリアっぽい印象が強まる。
ネロ・ダヴォラの印象はほとんど無いが、イタリアという大きなくくりで、それに決定。

ファイナルアンサーで「ネロ・ダヴォラ」
で、ブー。

答えはメルローでした。

【反省点】
動物っぽい香りにプラスしてスパイス香。
なんとなく、そういった印象がメルローかも。
モメサンのメルローはさすがに良いワインで、1000円代前半とは思えない完成度。
スパッと落ちる余韻が印象的。
最後の口に残る苦味でイタリアに行ってしまったが、なかなかいい線はいっていた。
ピノノアール、メルロ、カベルネ、シラーの軸がなんとなく見えてきたかな??

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