2008/11/01

カステルベッキオ 白 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・ソーヴィニヨン・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ:07)\850
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カステルベッキオ 白 NV
【外観】
ややベージュがかった中庸な黄色。
輝きがある。
グラスにちいさな気泡がついている。
粘性は中程度。

【香り】
熟した果実。
パイナップルのような印象。
洋ナシのようなイメージもある。
香りは弱い。
グラスを回すと、シロップ漬けの果実のようなイメージになる。

【味わい】
セックで、酸味が強く、とてもライト。
ボディも薄く、痩せた印象。
あと味にやや熟成感のある余韻が残る。
軽やかにまとまっている感じ。

【判定】
ベージュがかっている外観からは、やや熟成感を感じるので、99のシャルドネか、ノンヴィンテージのイタリア?
香りは弱めで、シロップ漬けの洋ナシのようなイメージ。
厚みが無いので、シャルドネでは無さそう。
飲み口もとても軽く、とてもライトにまとまっている。
基本的に辛口なので、モスカートは無いだろう。
しかもマスカットのような印象もないし。
やや酸化したような酸の強さはやはり伝統的な産地のものかな。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ピンポン

イタリアの白のフルーツ香って共通した独特な印象があるような気がします。

【総評】
カステルベッキオ 白 NV
CASTELVECCHIO BIANCO NV

イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ
アルコール度:11%
ブドウ品種:コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ

パスポートで、698円で購入。

せっかくの週末なのにこれですか!って感じ。
そんなに悪くないけど、ちょっとカジュアルすぎる印象かな。
でも698円ですからねぇ、こんなもんかな。

アルコール度が低い以上に酔わないワインですね。
でも飲んでいても嫌にならない感じなので、悪くないんでしょうね。

それにしても、生産年まで分かってのブラインドテイスティングだと正解率が上がりますね。
ここのところ4連勝!

2008/10/31

ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー

・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・ソーヴィニヨン・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ:07)\850
・品種不明(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス:NV)\840
・コルテーゼ、トレッビアーノ、ガルガーネガ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー
【外観】
強い輝きのある外観。
色味は少し淡いが、オレンジを少し落としたような色調。
複雑な色調に見えるのは、輝きが強いせいか。
粘性も強く、脚が大量に現れる。

【香り】
控えめな香り。
蜜のような印象。
ちょっとミントっぽいハーブ。
すっきりとした印象。

【味わい】
水っぽく、収斂性があって、ちょっと酸化してるような味わい。
残糖はほとんど感じない。
酸味は、ちょっと酸化してるようなキツイ口当たり。
余韻もほぼなし。

【判定】
輝きが強いので、甘いワインの印象。
香りは、ヴァラエタルアロマがほとんど無いので、やはりモスカートではないかも。
口当たりは水っぽく、キツイ酸味。
ひと昔前のテーブルワインみたい。
口当たりは安いイタリアワインの印象。
香りもそんな感じかも。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

なんと品種不明のヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン ボリー・マヌー
VIN DE PAYS DES VIGNOBLES DE FRANCE Blanc BORIE MANOUX

フランス:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

リカーランドトップで、840円で購入。


多くの品種がブレンドされているように感じますが、ちょっとバランスが悪いかな~。
品種は分からないのですが、コロンバールのような印象です。
華やかさが無いけど、体力ある、みたいな。
一応、ヴァン・ド・ペイなんですけど、テーブルワインくらいの品質感ですね。

という最初の印象でしたが、飲み進むと案外悪くない。
ポテンシャルは高いのかな。

第一印象が悪いので、あまり人には薦められないワインでしょうか。

【追記】
ブドウ品種は、ソーヴィニヨン・ブラン100%みたいですね。

2008/10/30

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール(チリ:コルチャグア・ヴァレー:07)\1080
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドーAC:06)\990
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\790
・バルベーラ、ドルチェット、サンジョヴェーゼ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんどない。
フチは青みの強い紫。
若々しい外観。
粘性は強く、脚がいつまでも残る。

【香り】
茎をイメージさせるようなグリーン香。
濃縮感のある果実香。
焦げ臭もかすかにあるが、フルーティさの強い印象。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
フレッシュで、フルーティな飲み口。
厚みのあるミディアムボディながら、飲み口は爽やか。
酸味がしっかりとしていて、若々しさを感じる。
タンニンはしっかりとあるので、あと味に渋みが残る。
余韻はあまり長くない。

【判定】
コルクが浮いている時点で、スクリューキャップが外れる。
なので、ボルドーが外れて実質3択になる。
とても濃い外観なので、イタリア、スペインは違うかも。
香りは、まさにカベルネ・ソーヴィニヨン。
茎っぽいグリーン香があり、焦げ臭や濃縮感のある果実香を相まってチリカベらしい雰囲気。
飲み口は残糖をあまり感じないタイプで、セックながらフレッシュ感がつよく、爽やかな飲み口。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

ボルドーが生き残っていたら、間違っていたかもしれませんが、さすがにこれは当たったかな。

【総評】
コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007
Cono Sur Cabernet Sauvignon/Carmenere 2007 Organically grown grapes

チリ:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン61%、カルメネール39%

グルメシティで、1080円のところを30%オフの756円で購入。

評判の高い、コノスルですね。
なんとなく、筋がいいというか、センスがいいというか。
チリカベらしさを持ちながら、バランスよくまとまっていますよね。

またいかにもオーガニックらしい、フレッシュさもあります。
手造りっぽい、とでもいいましょうか。

なんか憎めないというか、性格がいいというか、魅力を感じるワインです。
ニコニコしながら、だまって人の話を聞いてる、みたいな???

ジューシーさが、ジュースっぽくならず、ワインとして高度に昇華されてる感じがあるんですよね、ちょっと魔法をかけてるくらいの印象です。

飲めば飲むほど良さがじわじわ沁みてきます。
明日、朝から打ち合わせなのに、大丈夫か~。
平日に飲むと危ないタイプのワインですね、これは。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/sake-king/27/

※サイトより引用
自然のサイクルを基本とした葡萄づくりから産まれるこのワインは、ドイツのオーガニック農産物認定機関『BCSエコ』の認定を受けた有機栽培葡萄を100%使用したワインです。
ラベルに描かれた自転車は、毎日畑へとペダルをこいでいく農夫たちのシンボル。
彼らの献身的な畑仕事とチリの大自然が、土の滋味たっぷりで凝縮感のある個性を産み出しています。
【製法】
ステンレスタンク。
選果後圧搾、果汁の50%を8℃で4日間マセレーション。
その後29℃で7日間発酵。
パンピングオーバーは1日8時間。
マロラクティック発酵も行う。
SO2はごく微量ながら必要最小限な量のみ使用。
セカンドユースのフレンチオーク樽(ミディアムロースト)で6ヶ月。
ステンレスタンクで2ヶ月。

■関連情報(コノスルのワイン)

2008/10/26

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス(シェリー)

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス
ALFONSO OLOROSO GONZALEZ BYASS

アルフォンソ オロロソ ゴンザレス・ビアス
※酒精強化ワイン:シェリー:オロロソ
スペイン:アンダルシア地方:ヘレス・デ・ラ・フロンテラ
アルコール度:18%
ブドウ品種:パロミノ

リカーランドトップで、1970円で購入。

【外観】
キレイな輝きのある琥珀色。
オレンジの色味が強く、あまり熟成感は感じない。
まさに瑪瑙のようなイメージ。
粘性は思ったより強くなく、脚は少なく現れ、すっと流れる感じ。

【香り】
紹興酒のようなオリエンタルスパイスをイメージさせる熟成香。
空気に触れてくると少しナッティな印象が出てくる。

【味わい】
ドライながらまろやかさもあり、案外すっきりした飲み口。
シェリーにしては軽やかな印象。
酸味もしっかりしているので、フレッシュ感もある。

【総評】
あまりシェリーは飲まないのでコメントが難しいですが、それほど熟成感の無いフレッシュなオロロソって感じがします。
香りも味わいも紹興酒の印象が強く、まったくブラインドで飲んだら紹興酒って答えてるでしょうね。
それでも、少し空気に触れてくると、ナッティな香りなど出てきて、シェリーらしい飲み口になってきます。(当たり前か)

カミさんは、ティオペペの方が美味しいけど、不味くは無い、とのこと。

ほとんどフィノしか飲んでいないので、ちょっとオロロソに慣れてない感じもあるでしょうね。

それでも、飲むにつれてじわじわと良さが伝わってきます。
これはきっといいシェリーに違いありませんね、きっと。

■オロロソ「Oloroso」とは
フロールが発達しなかったワインにアルコールを強化し、酸化させて強烈な香りとデリケートなこく、深みをもたせたもの。金色、辛口。寒い朝や食事に好適。
※日本ソムリエ協会教本2006年版より引用

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kagaya/685273/721612/721619/#713717

※サイトより引用
素晴らしい琥珀色が、このワインの力強さを物語ります。香りも快い、刺激を与えてくれるオロロソ・シェリー。長い熟成を得て、ほんのりスパイシーな高級葉巻の味わいが感じられます。他のワインに比べてもアルコール度数が18度と高く、食前酒としても楽しめます。
なるほどこのシェリーの琥珀色はとてもキレイなんですよね。
素晴らしい輝きがあります。
香りの、ほんのりスパイシーな高級葉巻、ってのは私の知らない世界ですね。
シガーでもやるとコメントの幅が広がるのかもしれませんが、キャラ的にそういうタイプじゃないし。。
すぐには飲みきらないので、また後日飲んでからレポートしようかな。

閲覧数の多い記事