2013/12/04

シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012

シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012
シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012
SIEMBRA CABERNET SAUVIGNON RESERVA 2012

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

ローソン100で、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった鮮やかな色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、やや透明感がある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:野趣のある動物香、赤い果実、茎のようなグリーン香、ハーブ香、木の皮
香りの印象:やや閉じている?弱め

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:フレッシュな、シャープな
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
シンプルでライト、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
鮮やかな色調で、透明感があり、輝きもちょっと強めで、キレイな外観です。

香りは弱めで、まず動物香、グリーン香、そのあとにハーブやフルーツが続きます。
時間が経つと弱くなってほとんど香らず、グラスを回すとちょっと香りが立つ感じ。

味わいは、ライトでシンプル。
酸味はしっかりあるけど、タンニンは軽め、ドライで、スッキリとした飲みやすい印象ですね。

心地よい清涼感もあって、第一印象はいい感じ。

ワインだけでもスイスイと飲んでしまいます。
ただ、ワインだけだと、後味にえぐ味がたまってきますね。

今日の晩御飯は、レトルトのカレーと、冷凍の枝豆。
カレーが中辛だったので、相性がイマイチで、ワインの方がちょっと強めになります。

枝豆は、わりとフィット。

軽い赤ワインって、枝豆に良く合うんですよね。
あまり認知されていませんが、枝豆の油脂分がグッと引き出される感じ

残ったのを次の日に飲んだら、ちょっと酸っぱくなっているけど、まだ飲めました。
シンプルでドライな感じが、飲みやすくていいですね。

香りが極端に弱いのが欠点だけど、ワンコインだったらいい方だと思います。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2013/12/03

サンチョ・パンサ 白 NV

サンチョ・パンサ 白 NV
サンチョ・パンサ 白 NV
SANCHO PANZA AIREN NV

スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ
アルコール度:11%
ブドウ品種:アイレン100%

グルメシティで、580円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
豊かさ:やや刺激的
特徴:石鹸のようなミネラル、フリンティ、白い花、柑橘系の果実
香りの印象:閉じている?還元状態

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:力がない、ぎこちない
苦味:弱め
バランス:水っぽい軽さ、弱々しい
アルコール:やや弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
水っぽい

【評価】
弱々しく、水っぽい口当たり。後味も悪い。

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
グリーンかがった淡い外観で、少し輝きがあります。

香りは閉じている印象で、石鹸のようなミネラルと、ちょっと柑橘系の香りがあります。

味わいは、超ライトで水っぽいアタック、力ない酸味と弱々しいボディで、ダメダメな感じ。

398円ワインよりも良くないですね。
第一印象は完全にアウト。

でも慣れると徐々に良くなるかもしれません。

今日の晩御飯はホワイトシチュー。
このワイン、ちょうどいい感じでよく合います。

ワインが完全に裏に回るけど、爽やかさをちょっと加えてくれる感じで、ホワイトシチューが美味しく食べられます。

という点では、弱々しいだけで傷んでたりするわけでは無いので、食事に合わせるとちょっと活きてきますね。

ホワイトシチューにタバスコ加えて、ピリ辛にしてみると、ワインが挙動不審になります。
なんでしょうね、普通のホワイトシチューだと、どっしりと下支えするのに、辛くなるだけで、ワインが不安定になります。

辛さとワインが馴染まないみたい。

乾燥バジルをふって香りを足してみると、ワインが完全に負けて、水っぽさが強調されます。
ワインに合う食事だと、水っぽく感じる、ってことでしょうか。

そうするとやっぱり、和食のように味わいが平坦なものが合うんでしょうね。
メリハリとか、日本酒や焼酎に近い感じかもしれません。

香り弱め、酸味も控えめ、メリハリが弱めで、平坦な印象、でもクリーンさはあるって感じ。

食事が終わってワインだけになると何か欲しくなるものの、ワインだけでも意外といけます。
ただちょっと地味というか、焼酎の水割り、くらいのイメージですね。

一口目はがっかりするものの、うまく食事と合わせると活きてくる、でもコストパフォーマンスはイマイチってワインです。

■関連リンク(トップバリュのワイン)


2013/12/01

カサ・デル・セロ 2011

カサ・デル・セロ 2011
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\980
(2)クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:11)\980
(3)グルナッシュ・ブラン、クラレット(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー:12)\800

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:わずかにオレンジがかった、淡めのイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きと粘性が強い

【香り】
豊かさ:最初しっかりしてるが、すぐに弱くなる
特徴:石灰のようなミネラル、スモーキー、柑橘系、南国系の果実、麦わら
香りの印象:やや閉じている?香りが弱い

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:強め、シャープ
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、ドライな
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ミネラリィ、アルコールの印象

【評価】
ドライで、強め、アルコールが浮き気味

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
ややオレンジっぽい色調が気になる。
印象としては南仏。

香りは最初強めだが、すぐに弱くなって、品種の特定が難しい。
ミネラルの印象が強めで、果実感は弱い。

味わいは、ドライで強め。
アルコールが強く、やや浮き気味。
まったりとした重さがあって、ソーヴィニヨン・ブランの印象ではないので、南仏の2つに絞る。

グルナッシュ・ブランがメインだともうちょっとフルーティになりそうなので、クレレット主体の方かな。

ファイナルアンサーで、クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ
で、ブー

なんと、チリのソーヴィニヨン・ブラン。

【総評】
カサ・デル・セロ 2011
CASA DEL CERRO 2011

チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ワインショップソムリエの通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
参考価格は、980円。

色合いは、ちょっとオレンジっぽいかな、と思ったのですが、やっぱりグリーン系みたい。
ギラギラした輝きと、強い粘性を持っています。

香りは、最初は強いのですが、すぐに弱くなってしまいます。
弱いながらも、ソーヴィニヨン・ブランらしい要素はありますね。

味わいは、ニューワールドっぽくない、ドライで硬派な飲みくち。
強めのアルコールが下支えした、しっかりしたボディで、かなり辛い印象があります。

口当たりはキツめですが、ワインとしてはちゃんとしている印象です。
香りが極端に弱いのが、ちょっと気になるポイントですね。

今日の晩御飯は、イカとじゃがいものトマト煮込み。
このワイン、料理が入ると、しゃんとします。

しっかりワインの役目を果たすというか、料理を持ち上げるというか。

強くて辛い感じも、食事と一緒だと無くなりますね。
このワイン、食事と一緒だと活きるタイプみたい。

ワインだけになると、辛くて、ちょっと素っ気ない感じがあるので、なにか欲しくなります。
後味にジワッと果実感があるのですが、でもやっぱり最後は辛さが残ります。

アルコール度がちょっと強いんですね、やっぱり。
後味が重くて、鈍調な感じ。

ワイン自体はしっかりしているので、シーンによっては活きるワインだと思います。

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※サイトより引用
ただの旨安ワインはもういらない!
ムートン、オーパス・ワンを造るカリスマ醸造家の最高コスパワイン。
プレミアムワインしか造らなかった醸造家が、大好きなワインをもっと気軽に味わってもらうため、長年の夢を実現させたもの…それがヴィニャ・マーティ!
オーパスワンのような高級ワインが美味しいのは当然の話し。しかもワインに数万円掛けて、日常的に飲めるわけではありません。
しかし、マーティ氏は「ワインというものはこんなに素晴らしいものなんだ!」ということをもっと沢山の人に伝えたいという長年の想いを形にしたいという挑戦に挑んだのです。
ディオニソスワインズが造るヴァラエタル・シリーズ。品種の特性をしっかり表現することをテーマに、チリの特性も活かしたワインのラインナップ。
カサ・デル・セロとは山小屋という意味。 マーティ氏がポテンシャルに惚れ込んで購入した特別な畑”ピルク”と共に描かれるのは、マーティ氏が住む家である。
<田崎真也ソムリエのコメント>
色調はグリーンがかった淡いイエロー。香りは華やかで、グレープフルーツや黄色いりんごのコンポートやセルフイユ、レモングラスなどのハーブにレモンの皮のコンフィ、ほのかに麝じゃこう香の香りなどが調和。味わいはまろやかで柔らかな果実味から、シャープな印象を与える酸味が広がり、余韻もフレッシュ。

Wi-not? vol.7(ワイノット?)


Wi-not? vol.7(ワイノット?) (メディアボーイMOOK)

128ページ
出版社: メディアボーイ
サイズ: 29.6 x 21 x 1.4 cm

お知り合いが出てるって事で、久しぶりに買った、「Wi-not?」。
特集はシャンパーニュです。

写真もキレイで、記事も多くて、ほぼフルカラー。
この内容で、980円は安いですよね。

ヨンアの美しい写真につられてページをめくってみると、相変わらすディープな、田中克幸ワールドが展開していました。

「格好つけないシャンパーニュ」という巻頭特集は、「カジュアルに気軽にシャンパーニュを楽しもうよ」というメッセージかと思っていたら、全然違ってて、従来の型にはまらない新しいアプローチのシャンパーニュの紹介という、かなりマニアックな内容。

栽培や醸造方法が厳密に規定されていて、その枠を外れると生産者は地位を剥奪される、自由度を許容するIGPやヴァン・ド・ペイにあたるものがない、など堅苦しく画一な印象のあるシャンパーニュですが、そのなかでも「肩肘張らずにしなやかな」シャンパンが紹介されています。

「亜硫酸無添加」「ピノ・ムニエ50%以上」「ノン・スタンダード品種」「ユニーク・ブレンド」「自根」「ノン・ドザージュ」の6つのポイントを上げて紹介していますが、特に気になったのは「自根」。

フィロキセラ以降、アメリカ産の台木に接ぎ木して裁判するのが一般的になっていますが、あえて自根でぶどう栽培をしている生産者もいて、本来の味を知るには、自根で栽培されたぶどうで造られたワインを「絶対に」飲まなくてはならない、と田中克幸氏は説いています。

それにしても、あまりにディープで独自な方向性で、かなり絞りこまれたターゲットに向けているようにも感じられるこの雑誌。
「どうしてそれじゃ、いけないの?」というコンセプトの割には、かなり強烈に田中流を押してきているような・・・
ただ、田中克幸氏のセミナーとかあったら、是非受講してみたいですね~。とっても面白そう。

読み終わったときには、久しぶりにちゃんとしたシャンパーニュを飲みたくなりました。


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