2014/10/04

ジェイコブス・クリーク わ 2013

ジェイコブス・クリーク わ 2013
ジェイコブス・クリーク わ 2013
JACOB'S CREEK WA 2013

オーストラリア:アデレード・ヒルズ産ぶどうを使用
アルコール度:13%
ブドウ品種:品種不明

グルメシティで、税込み1625円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>白い実の果実、梨、柑橘系
<花・植物>白い花(ややアカシア)
<香辛・芳香>石鹸のようなミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:弱めだが、上品

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):かすかに残糖の甘み
酸味:爽やかな、まろやか
苦味:穏やか、爽やか
バランス:スリムでまろやか
アルコール:やや弱めに感じるが、後味に少しアルコール感が残る
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
やさしい、白い実の果実感が残る

【評価】
穏やかで優しい味わいながら、後味にややアルコール感が残る

【供出温度】
8-10度 あまり冷やし過ぎるとこのワインの繊細な印象が無くなる

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったグレーっぽい色調で、金属質な輝きがあります。

香りは、穏やかで、梨や柑橘系の果実、石鹸のようなミネラル、アカシア、時間が経つとやや樽熟成のような印象も出てきました。
穏やかだけど、しっかりしたワインの印象ですね。

味わいは、軽めで優しいアタックから、残糖の甘み、穏やかな果実感と酸味がじわっと広がり、上品な世界観を持っていて、後味はアルコールがやや残る印象でやや辛さを感じるフィニッシュ。

なるほど、香り抑えめで、優しい上品な味わい、ポイントは残糖の甘みですね。
お酒やみりんを使った、煮物系の和食に合いそうですが、生魚や青魚系は苦手そうです。

レモンやかぼすを搾ったような、キュット締めて料理に合う、というタイプではなく、日本酒のような穏やかに包み込むような合い方をするタイプみたい。
フレッシュな日本酒って感じを狙っているような印象をうけます。

今日の晩御飯は、さんまの塩焼き。大根おろしとすだち付き。それに豚汁。
実際に合わせる前の予測は、さんまの塩焼きはイマイチで、豚汁は合いそうな印象ですが、さてどうでしょう。

合わせてみると、さんまの塩焼きは、ピッタリ合わないまでも、ワインの中では最も合う方だと感じました。
普通だと、だいたい生臭さが強調されてダメなパターンが多いですが、このワインは青魚でも問題ないみたい。
豚汁が予想よりも馴染まない感じでしたが、でも問題ありません。

一緒に飲んだカミさんも、「ちょっと甘いね。でもさんまに合わせても大丈夫。」と言ってました。

確かにこのワイン、和食全般に広く合わせやすそうです。
ビールや日本酒、焼酎は好きじゃない、という女性にとっては、和食の時のお酒のチョイスにいいのではないでしょうか。

食事が終わって、ピーナッツとかセサミスナックとかに合わせても問題なし。
アーモンドだと、ちょっと負ける感じ。
醤油味のあられに合わせると、これはOK。やはり和食系が合いそうですね。

このワイン、なんとなく日本の酵母の香りがするような気がします。
いや、酵母じゃなくて、シュール・リーのような、澱の旨みの印象かな。

日本ワイン、特に甲州との違いは、ややボディが強くメリハリがあるところでしょうか。
逆に繊細さは、日本ワインの方があります。

でも、和食に合わせるとなると、このワインの方甲州よりも勝ってる部分も多くありそうですね。
特に青魚との相性は、このワインの方がいいのでは、って感じがします。

日本ワインに挑戦状を叩きつけるような存在感ですね。
和食に合うのは甲州だけじゃないよ、って問題提起していて、これはなかなか面白いワインだと思います。

人に例えてみると、おだやかで優しいけど、芯の強い、和服を来た女性って感じでしょうか。

ジェイコブス・クリークらしい、安定感のあるワインで、安心して人に勧められる1本です。
家庭の和食にもよく合うと思います。

■楽天ショップへのリンク

ジェイコブス・クリーク『わ』 [2013](白ワイン)[Y]

※サイトより引用
その名も『わ』と名付けられたこのワイン、和食と楽しむために生み出されました♪
しかも、その誕生に携わったのは、『ワインと寿司』の組み合わせの楽しみを、いち早く提案してきた…
『《銀座 寿司幸本店》の杉山氏!』
常に、和食とワインの相性を探求して来た氏が、『和食にいちばん合うお酒は日本酒』という常識を打ち破るべく、オーストラリアにまで赴き、ワイン造りのプロと共に生み出したのが、この『わ』なのです。
繊細な和食の味に寄り添うように…
『デリケートでピュアで、エレガントなワイン』
を目指して、醤油、だしにも合うワインとして、生み出されました。
しかも、そのワインを手掛けるのは、初来日の際、タカムラでもイベントを行い、素敵なスマイルでお客様を魅了した、白&スパークリング・ワイン担当ワイン・メーカー、レベッカ・リチャードソンさん!
世界的規模のワイナリーで、ワイン・メーカーと抜擢された彼女の実力は、ジェイコブス・クリークの美味しさをご存知なら、お分かりの通り。
日本もすっかり気に入った彼女が、一流寿司職人とタッグを組んで生み出してくれたのですから、期待せずにはいられません。
ラベルにも、『わ』の文字があしらわれ、目を引くこの1本。
店頭で先行して販売させて頂いたところ、興味を持つお客様が多く、試飲販売でもご好評頂いています♪
【使用ブドウ】主にアデレード産のリザーブ・クラスのブドウを使用

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