Lidio Carraro Faces Tinto 2012 : Fifa World Cup 2014
ブラジル:リオグランデ・ド・スール州
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、タナ、テロルデゴ、トゥーリガ・ナショナル、ネッビオーロ、アリカンテ、アンチェロッタ、テンプラニーリョ、マルベック、ピノ・ノワール(計11種類)
成城石井の通販で、税込2176円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:鮮やかな紫色のフチの、濃いガーネット
濃淡:かなり濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色づきが良い、液面にツヤがある
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:酵母、ご飯の炊ける匂い、ユーカリオイル、ガリーグ、メントール、松の葉のような青味
香りの印象:温度低めのせいかやや弱めだが、開いている印象
【味わい】
アタック:やや軽め(ちょっと炭酸を含んだピリッとした印象がある)
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みが少し
酸味:シャープな、フレッシュな
タンニン分:さらっとしているが、舌の表面全体に残る強めのタンニン
バランス:フレッシュで軽めで、新酒のようなフレッシュ感
アルコール度:やや弱め
余韻:短い
【フレーヴァー】
生っぽいブドウの印象が残る、ヌーヴォーのような印象
【評価】
炭酸を含んで、まだワインになりかけてるような、生っぽいブドウのイメージ。発展途上の印象。
【供出温度】
11-14度
冷やして飲んだほうがフレッシュ感が出るが、タンニンがきつくなりそう。
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
初めてのブラジルワイン、果たしてどんな感じなんでしょうか?
外観は、とにかく濃く、フチは紫色のほぼ黒に近い色合い、輝きは強めで、液面もツヤがあります。
香りは、最初に酵母なのか、ご飯が炊けるときのようなタンパク質的な印象があって、それが落ち着くと、揮発性のあるメントールや、強めのハーブ香が出てきます。
グラスを回すと、また酵母のような印象になって、落ち着くとハーブ香、という繰り返し。
伝統産地の品種と、グローバルの品種が、別人格でいるみたいなイメージ?
味わいは、ちょっとびっくり、ピリッとした炭酸の印象。
見た目より、ずっと軽めのアタックで、まだ生々しい果実感があって、ちょうどヌーヴォーのような、ワインになりかけ的なイメージ。
どぶろく的とでもいうのでしょうか。
まだまだ、洗練されてない、ワインの原点的なイメージですね。
でもチャーミングな果実感は悪くないですね。
2000円を超えるワインのレベル感ではありませんが、ワールドカップ公式という話題性と、ブラジルワインっていう希少価値を考えると、飲んでおいて損はないかも。
カミさんに、ブラジルワインって伝えて飲ませたら、「はぁ、なんだろうね~、まあ飲みやすくていいんじゃないかね。」という感想。
2000円する、って伝えたら、それは高い、という評価でした。
でも、このワイン、飲み進むとちょっと価値観が変わってきますね。
ワインの型にはめようとすると、出来の悪いタイプなのですが、素直で飲みやすくて、暑い日に飲む赤ワインとしては、これは美味しいかも、って思うようになりました。
これはどこの国にもない、ブラジルワインの個性かもしれません。
すっきりとしたクールな飲みくちで、爽やかにスーッと入ってきます。
だんだん、このワイン、好きになってきました。
お祭り気分で、みんなでワイワイ飲むイメージですね。
細かいことは気にするな!ってワインが言ってるみたい。
ちょっとマッコリに通じる印象もありますね。
お酒としては出来かけなんだけど、でもフレッシュで美味しい、みたいな。
飲めば飲むほど、このワイン、面白いですね。
かなり新しいアプローチを感じます。
ちなみにこのワイン、サッカーにかけて、11種類のブドウ品種をブレンドしていますが、味わいは単一品種のようなシンプルさを感じます。
ある意味、それはそれですごいかも。
今日の晩御飯は、オムライスのカレーがけ。
このワイン、食事に合わせてもまったくブレずに自己主張します。
食事を活かす、というような思想は持ってないみたい。。。
おつまみで、ピスタチオに合わせても、軽くスルーされる感じ。
やっぱり、これはパーティワインですね。
ワールドカップ本番の日に、みんなでワイワイ騒ぎながら飲むには最高のワインではないでしょうか。
ただ、このワイン澱がしっかりあるので、ボトルに残り少なくなってきたら気をつけて。
お目当ての彼女に最後の一杯を注いであげようとして、澱をドバドバ入れてしまうと台無しですからね~。
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【新商品】 リディオ・カラロ フェイス ティント セコ 750ml
※サイトより引用
FACE(リディオカラーロ社)
ベストブラジルワインとしてアメリカや欧州で既に評価が高い逸品!!南半球のブラジルと北半球のイタリアで年2回ワイン造りを行うと言う女性醸造家モニカ・ロゼッティさんが醸造責任者を務めており、今後ますます楽しみなワイナリーです。
常夏のイメージのブラジル南部にチリ、アルゼンチンの名産地と同緯度帯の知られざるワイン産地が存在しました!地場品種を含む11品種のブレンドによりそれぞれの品種が相乗し、奥行きのある味わい深いワインとなっています。土地とブドウの個性を最大限に表現するために樽は一切使用しないと言うこだわりを持つワイナリーです。
知られざる高品質ワイン産地ブラジルから初上陸!地場品種を含む複数品種のブレンドによる味わい深い赤ワイン。
■関連リンク
・リディオ・カラロ フェイス ブランコ 2012 FIFA World Cup 2014公式ワイン
・2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会公認ワイン ネダバーグ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
・2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会公認ワイン ネダバーグ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
・ブラジリアン・ソウル シャルドネ 2013
・ブラジリアン・ソウル メルロー 2013
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