(2)マカベオ、ヴェルデホ、ビウラ(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:11)\1080
の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:かすかにオレンジがさした、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い
【香り】
豊かさ:やや弱め→しっかりと感じられる
特徴:リンゴ、シードル、ミネラル、白い花、クリーム、ヴァニラ
香りの印象:若々しい、第2アロマが強め
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:シャープで、強め
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムでドライ
アルコール:やや強め
余韻:短い
【フレーヴァー】
ミネラル感のある
【評価】
スリムでシャープ、キレのある
【供出温度】
8-10度
【グラス】
中庸
【判定】
淡くて、やや輝きのある外観は、アリゴテが候補。
香りは弱めだが、リンゴの印象が強い。
そこにリッチ感のあるバタークリームやヴァニラの印象が入る。
これはしっかり造られたアリゴテッて感じ。
味わいは、シンプルでソリッド。
酸味がしっかり立っていて、アリゴテのイメージ。
ただ酸っぱいだけでなく、しっかりと味わいと余韻が残る。
ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ピンポン
さすが、ルイ・ジャドのアリゴテです。
【総評】
ルイ・ジャド ブルゴーニュ・アリゴテ 2010
LOUIS JADOT BOURGOGNE ALIGOTE 2010
フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アリゴテ
リカーランドトップで、2260円で購入。
淡い色合いながら、ギラギラとした輝きを持っている外観。
グリーンっぽいのですが、少しオレンジが入っている感じが独特です。
香りは、最初はリンゴ。
それから、ミネラル感とフローラル。
さらに時間が経つと、リッチなバターリィな木樽の印象が出てきます。
味わいは、シンプルでソリッドで、しっかりした酸味。
ボリューム感は無くて、とてもキレのいい、爽快なシンプルさがあります。
それでいて、その酸の奥に旨みがあるというか、アリゴテの魅力を最大限に引き出していますね。
このワインは美味しいですね。
ワインだけでもじわっと美味しいのですが、白身魚のグリルとか、魚介系でハーブを効かせた料理にとかにピッタリハマりそう。
上品な味わいの料理を、しっかりサポートしそうな、紳士的なというか、高品位な印象というか、家庭で飲むには、ややもったいないような印象がありますね。
ワインを飲むと、レストランのポアソン(魚料理)がイメージされる感じ。
これ絶対レストランで飲んだ方が美味しいと思います。
というか、ちゃんとワインに合う料理を作ればいいんですけどね・・・
それで、今日の晩御飯は、メンチカツの卵とじと、豚肉のしゃぶしゃぶサラダ。
ちょっと残念な感じですが、実際に合わせてみると、ワインが実に馴染みます。
このワイン、上品さがありますが、家庭料理にも幅広く合いそうですね。
ワインにあまり主張がないので、料理の邪魔をしません。
高品位なワインの佇まいを残しながら、家庭料理にもざっくばらんにフィットする。
これは意外と貴重なワインかも。
自宅で、ちょっといいワインを飲みたいって時にはいいかもしれません。
でも、シャルドネとかの味わいを期待すると、全然違うので要注意。
アリゴテなので、なんというか、ちょっと異端な感じというか、優しい寛大な心で接してあげる必要があります。
王道の美味しさではなくて、ちょっと異端な美味しさ、でしょうか。
でもこのワイン、個人的には大好きですね。
グラスに少なくなると、樽の印象が強く出すぎる、というのがちょっと気になりますが。
カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
大分低めに評価したものの、クラシックな味わいで、アリゴテなので、価格当ては難しい、という言い訳。
決して嫌いではなく、むしろ好きなタイプ、という評価でした。
ただ、時間が経つと、ちょっと重くなってきたかな。
香りも樽香中心の重い感じ、味わいも温度が上がると鈍調な感じになってきました。
少し残ったやつを冷蔵庫で保管して、次の日も飲んでみましたが、冷やすと重い感じはなく、スッキリと爽やかで、さらに旨みもあって、美味しい。
やはり、じっくり時間をかけて、温度上げて楽しむタイプじゃないから、温度低めで、グラスに入れたすぐ飲む、という飲み方でいいのかもしれません。
このワインはいいですね。
夏場のパーティとかで、料理がしっかりしているときには、このチョイスはありですね。
■楽天ショップへのリンク
ルイ・ジャド ブルゴーニュ アリゴテ [現行品] フランス/ブルゴーニュ全般/
※サイトより引用
この生産地域は非常に広いエリアであり、このワインにはブルゴーニュ地域全体の広大なエリアのあちこちのぶどうが使われています。このアペラシオンをワインに名付けることが出来る条件とは、その畑がアリゴテ100%で植えられていることです。果実味豊かで爽やかさと適度な柔らかさのバランスがよい白ワイン。
ワインの色は薄く、やや青みを帯びています。香りはさわやかですっきりしており、ぶどう、青リンゴ、レモンを思わせます。このワインはさわやかさと適度な柔らかさとで大変バランスがとれています。
ソルト&スパイシーな、または少しオイリーな料理と良く合います。海の幸、山羊のミルクのチーズ、魚フライ、ハム、ソーセージなどとよく合います。
0 件のコメント:
コメントを投稿