(2)甲州(日本:山梨県:11)\1800
(3)シルヴァーナー(仏:アルザス地方:AOCアルザス:10)\1280
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:微かにグリーンがかった、グレーに近い、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:厚め
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、極端に淡い色調
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、酵母、レモン、グレープフルーツ、白い花、白い実の果実
香りの印象:控えめながら、上品な印象
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やか、シャープ
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:爽やかさを与える
アルコール:やや弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
ライトでクリーンな味わい、フレッシュ感を楽しむ。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
中庸
【判定】
極端に淡い外観からは甲州が候補。
香りもモダンな甲州に良くある、柑橘系の味わいと、日本のワイン独特の酵母の香り。
味わいはスリムでフレッシュで、クリーン。
ファイナルアンサーで、甲州。
で、ピンポン
甲州はさすがに当たりますよね。
【総評】
グレイス グリド甲州 2011
GRACE GRIS DE KOSHU 2011
日本:山梨県
アルコール度:12%
ブドウ品種:山梨県産甲州
伊勢丹で、1800円で購入。
これはいい甲州ですね。
フレッシュで、クリーンで、爽やかな風が吹き抜けるような爽やかさがあります。
グライスワインらしい、さすがの安定感。
チャーミングなフルーツ感が後味に残りますが、グレイスワインの甲州の中では、ちょっとフルーツ感が強めかもしれません。
今日の晩御飯は、海老天そばと、ブリの刺身。
大晦日の年越しメニューです。
このワイン、刺身にも、海老天にも、そばにも、問題なく合います。
ワインの他に、ビールと焼酎も用意しましたが、この甲州に手が伸びますね。
和食との相性は抜群です。
ブリーとスモークのチーズにも合わせてみましたが、これはワインが軽いので負けてしまいました。
おつまみだったら、ポテトスナックや、ナッツくらいの方が合いそうですが、ワインの良さは活かせませんね。
一番合いそうな料理のイメージは、白身魚や野菜の天ぷら、くらいでしょうか。
クリーンな味わいなので、あれこれ食べて口の中がもったりしてくると、ワインが美味しくなくなってきます。
このワイン、ちょっと「箱入り」ですね。
きれいな水じゃないと生きられない魚、みたいな感じ?
実に繊細です。
刺身も合わなくはないけど、生臭さが口に残るとワインが美味しく無くなりますね。
一番悪いのはスルメ。
生臭さでワインが台無しになっちゃいます。
このワイン、美味しく飲むには結構気を使うかも。
合わない食べ物は極力避けた方がよさそうです。
カミさんに価格感を聞いたら、「日本のワインって高いんだよね。2380円。」
感想を聞いたら、「これ美味しいね。ワインだけでも美味しく飲めるのがいい。」という答え。
繊細なワインですが、間口は広いので、多くの人に受け入れられる、完成度の高いワインだと思います。
軽めでカジュアルな味わいなので、1800円という価格については、若干高い感じもありますが、日本のワインへのご祝儀だと思えば、高くないかと。。
一度飲んでみることをオススメします。
■楽天ショップへのリンク
グレイス グリド甲州 [2011] 【中央葡萄酒】
※サイトより引用
勝沼町産甲州種を主体に使用し、料理との相性を第一に考え、親しみやすい味わいのワインに仕上がりました。
ポンカンをそのまま絞ったようなフルーティーさと、仄かな甘みと苦み、そして旨味が調和したコクのある味わいです。
いろいろな料理にアクセントを与える、オールマイティーなワインです。
グリドの名称は、甲州種の果皮の色を表すGris(仏語:ピンクがかった薄灰色)と、De(...の)から名付けられました。
■グレイスワインサイトより
グレイス グリド甲州 2011 販売価格(税込): 1,800 円
※サイトより引用
-Tasting Note-
輝きのある淡いレモンイエローの色調。黄リンゴや白桃の香り、アサツキやポロネギのような植物的な香り、白コショウなどスパイス香も控えめながら感じる。
口に含むと、フレッシュでやわらかな果実味と活き活きとした酸味がきれいに広がり、味わいの後半には、ブドウの果皮から引き出されたほろ苦さを僅かに感じる。
甲州ブドウの旨味を素直に感じる、飲み心地の良い辛口の白ワイン。(金子克憲)
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