2012/10/21

アルテーノ サリーチェ・サレンティノ・リゼルヴァ 2009 (ブラインドテイスティング:当てる)

アルテーノ サリーチェ・サレンティノ・リゼルヴァ 2009
(1)テンプラニーリョ(スペイン:DOラ・マンチャ:11)\1250
(2)モナストレル100%(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:11)\1150
(3)ネグロ・アマーロ(伊:プーリア州:DOCサリーチェ・サレンティーノ:09)\980
(4)テンプラニーリョ100%(スペイン:北部地方:DOリオハ:09)\990
(5)マスカット・ベーリーA(日本:長野産:NV)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:少し紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル(小さな気泡がフチに現れる)
外観の印象:若い、やや透明感あり

【香り】
豊かさ:しっかり感じられる
特徴:なめし革、硫黄、ドライフラワー、ブラックベリー、鉄サビ、腐葉土
香りの印象:酸化熟成の段階にある、少し枯れた印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:やや強め、なめらか
バランス:流れるような、やや厚みあり
タンニン分:緻密、やや弱め
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(プルーンのような)

【評価】
軽めの飲み口だが、濃縮感と少しの熟成感がある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
深い透明感のある、少し落ち着いた外観。
2009年の2本が候補。

香りは熟成感やドライフルーツのようなイメージがある。
紹興酒をちょっとイメージさせる感じは、サンジョヴェーゼに近い感じ。
そうなるとイタリア?

以前飲んだ時も、ネグロ・アマーロは干しぶどうのような印象があった。

ファーストアタックは軽めで、その後にフワッと厚みが出てくる。
やっぱりプルーンのような加熱されたフルーツみたいな感じ。

これはやっぱり、イタリアっぽい。

ファイナルアンサーで、ネグロ・アマーロ
で、ピンポン

最近よく売ってますが、独特な味わいがありますよね。

【総評】
アルテーノ サリーチェ・サレンティノ・リゼルヴァ 2009
ALTENO SALICE SALENTINO RISERVA 2009

イタリア:プーリア州:DOCサリーチェ・サレンティーノ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネグロ・アマーロ

イオンで、980円で購入。

干しぶどうのような、プルーンジュースのような、独特な果実感を持ってるワインです。

アタックは、軽めでなめらか、そのあとフワッと独特な干しぶどうのような香りが広がって厚みが出て、後味は、かすかなタンニンとジューシーさでフィニッシュする感じ。

フルーツ感が強くて、ワインだけで楽しめるタイプですね。
逆に食事に合わせにくそう。

いただきもののシュトーレンに合わせてみると、これは良く合いました。
シュトーレンって、ラム酒に漬けたレーズンやナッツが、ワインに合わせやすいんですよね。

晩御飯のメニューは、チキンのソテー。
塩コショウベースのシンプルな味付けです。

そのままだとイマイチでしたが、粗びきのコショウをかけると良く合いました。
軽めの味わいなので、鶏肉くらいが良く合います。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
980円だとお買い得、独特なレムレーズンみたいな感じが悪くない、という評価。

甘みと独特なフルーツ感は食事に合わせにくいかと思いきや、意外と食事に合わせやすそうですね。
口あたりが良くて、ライトな感じがいいのかも。

食事が終わってワインだけになっても、口あたりの良さと、心地良いフルーツ感で、スイスイいけます。
ニューワールドとは違う、穏やかで、上品な、厚みのあるフルーティさがいいですね。

飲み進むと、どんどん美味しくなってくる、とても良いワインだと思います。

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