(2)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
(3)シャルドネ100%(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\966
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:ほぼ無色に近い、グレーがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル(小さな気泡がフチに多く現れる)
外観の印象:若い、色づきの弱い
【香り】
豊かさ:最初は強いが、すぐに弱くなる
特徴:洋ナシ、バナナ、ミネラル、フレッシュなハーブ、白い花、クリーム、ラムネ
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュ、爽やか
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:控えめ
アルコール:弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
スリムでフレッシュ、残糖を残した甘み。
【供出温度】
7度以下
【グラス】
小ぶり
【判定】
ほぼ無色の淡い色調は、日本かイタリア。
香りは最初アロマティック品種の果実香が強めの印象だったが、すぐに香りは弱くなる。
フルーツ香中心でラムネのようなキャンディのような、楽しい印象があって、イタリアっぽい。
飲みくちはライトで、残糖の甘みがある。
炭酸を多めに含んでいて、ライトな味わい。
アルコール度も低め。
これは多分、日本ではない。
日本のワインだともっとマジメに造るからね。
ファイナルアンサーで、グリッロ
で、ブー
あれま、デラウェアでした。
【総評】
デラウェア シャトー酒折 2010
Delaware Chateau Sakaori 2010
日本:山梨県
アルコール度:9%
ブドウ品種:デラウェア
リカーランドトップで、1320円で購入。
ラベルデザインの固くて真面目な印象と、カジュアルで楽天的な味わいにギャップを感じるワインです。
そういえば、昔の日本の新酒のような味わいかな。
アルコール度が低くて、ほんのり甘くて、フルーティで、グイグイ飲めるタイプ。
炭酸も結構含んでて、微発泡まではいかないけど、飲みくちの特徴になってます。
今日の晩御飯は鶏のネギ塩焼き。
このワイン合わせると、フレッシュジュースみたいになります。
というか、チューハイみたいな感じ?
デラウェアらしい、ブドウのフレーヴァーが残って、白ぶどうのカクテルって感じでしょうか。
昨日のメンチカツの残りに合わせると、揚げ物の脂っこさをフォローしてくれて、これはこれでOK。
アロマティック品種であるデラウェアの強い香りをうまく抑え込んだ印象がありますね。
特に、デラウェアでありがちな、生ぶどうの香り、フォクシー・フレーヴァーが少なめです。
フォクシー・フレーヴァーは生食用のヴィティス・ラブルスカ種にある独特な香りで、巨峰の香りとか、ファンタ・グレープの香りとか言われてますね。
特に欧米人に嫌われる香りだそうですが、日本人はこの香り、意外とOKなんですよね。
日本で、デラウェアのワインが多いのも、嫌ってない事が良くわかります。
そういう点では、このワイン、フォクシー・フレーヴァーを抑えこんで、欧米人にも飲めるようなデラウェアを目指した、って感じをうけます。
ただ、軽すぎる点では、欧米人にはダメかもしれませんが。
カミさんに感想を聞いたら、「酔わないから仕事中でも飲める、炭酸が入ってなければもっといいのに。」という評価。
好みは分かれるかと思いますが、炭酸がこのワインの特徴になってますね。
炭酸がフレッシュを強調しています。
香りは弱め、炭酸含み、アルコール度低め、フレッシュフルーティ、という点で、キンキンに冷やして飲んだほうが美味しいワインです。
素直な味わいなので、万人受けするタイプじゃないでしょうか。
暑い日に、ランチで、キンキンに冷やして、冷製パスタとかに合わせると美味しそうですね。
魚介でもトマトでも大丈夫そう。
麺は細めがいいですね。
1320円の期待感に答えられるかというと、なかなか難しいですが、個性があって面白い1本だと思います。
■裏ラベルの記載
山梨県産の程よく青みの残ったデラウェア種を使用し、低音で丁寧に発酵させた、果実のフレッシュな香りと溌剌な酸味をお楽しみいただけるワインです。香りはパイナップルや青りんごなどの爽快な香りの中にマンゴやバナナなどのジューシーな香りがグラスに広がり、口に含むとほのかな甘さとシャープで余韻の長い酸味をお楽しみいただけます。よく冷やして青空の下で飲んでいただきたワインです。
[料理との相性]バーベキューなどのアウトドア料理、白身魚のムニエル、オイルベースのパスタなど。またよく冷やして食前酒として。
■楽天ショップへのリンク
シャトー酒折・デラウエア 2010
日本No.1のワインどころ山梨にあって、『こんなワインが日本にあったのか!!』と思うほどその造りは完璧で、【農協におけるブドウの徹底した選別】【高級ボルドーに匹敵する極上のブドウ果汁だけを使った醸造法】まさに本場フランス並みの優れた技術とワイン造りに賭けるスタッフの方々の情熱溢れる仕事振りは、私達消費者のみならず、地元のブドウ栽培農家の方々からも大きな注目を集め、『是非、うちで採れたブドウもこちらで仕込んでほしい!!』そんな売り込みが相次いでいるそうです。
その産みだすワインの濃密なるポテンシャルと、本場フランスに勝るとも劣らない本格的な造りは、まさに日本人として大いなる誇りです!!。
そんなシャトーを、スタッフ一同で訪問させていただいた時に、醸造長を務める井出正義さんが、『絶対のオススメ!!!』と紹介してくれたのが、今回ご案内のワイン、
[シャトー酒折・デラウエア 2010]!!!
このシャトーのワインに使われるブドウを産みだす3つの区域の中でも、最も日照時間が長く、標高も高い場所にある【穂坂地区】で栽培された厳選デラウエアのみから仕込まれた絶妙の味わいにスタッフ一同大興奮!!
一口飲んだだけで即気分爽快となってしまいました!!。
『パイナップル、バナナ、青リンゴ、さらにはピーチにマンゴー・・・まるで南国の果樹園を想わせる、フレッシュでジューシーなフルーツの香りが開けたてから全開!!
口に含みますとシャープで余韻の長い酸味と程よい果実の甘みが絶妙のバランスで口いっぱいに広がり、さながら果物を丸かじりしているような印象なんです!!。』
良く冷やせばアペリティフとしても最高!!
特にアウトドアではとっておきの一本となること間違いなしです。
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