(2)ソーヴィニヨン・ブラン34%、セミヨン33%、ミュスカデル33%(仏:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール:11)\2080
(3)シャルドネ46%、ケルナー35%、ミュラー・トゥルガウ13%、リースリング・リオン1%、その他5%(日本:北海道余市郡、山形県上山、長野県上高井郡高山村、栃木県足利、北海道厚沢部、長野県松本安曇野) \1715
(4)甲州77%、竜眼22%、シャルドネ1%(日本:山梨県甲州市勝沼、長野県安曇野、山形県上山:11)\1428
(5)デラウェア(日本:山梨県:10)\1320
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:ベージュがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル(フチに小さな気泡が多く現れる)
外観の印象:若い、色づきが弱い
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:バナナ、パイナップル、ライチ、レモン、バタークリーム、ミネラル
香りの印象:開いている、第1アロマが強い
【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか、飴のよう
酸味:爽やかな、なめらかな
バランス:軽めながら、ふっくらとした
苦味:控えめ
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
軽い中に、味わいを持っている
【供出温度】
8-10度
【グラス】
中庸
【判定】
淡い外観と、ほんのりベージュの印象が、グローバル品種とは違いそう。
日本の3本に絞る。
香りは果実香が中心で、コクのある甘さというか、べっ甲飴のような印象がある。
ミネラル感や、バタークリームのような印象は丁寧に造られた感じ。
デラウェアだったらもう少しシンプルなフルーツ感に寄りそうなので、シャルドネ主体か、甲州主体に絞る。
味わいは軽く、マイルドな味わい。
後味にキューっとしまる酸味が残る。
だんだんヴァニラの香りも出てきた。
心地良い穏やかな口あたりで、やさしいボリューム感、後味はややドライで収斂性を感じる。
独特なアメのような味わいとか、香りは、ドイツ系の品種が入っているからのような気がする。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、リースリング・リオン
で、ピンポン
何か、いままでに飲んだことがない印象のワインです。
【総評】
農民ドライ 2010
Noumin Dry 2010
日本:北海道余市郡、山形県上山、長野県上高井郡高山村、栃木県足利、北海道厚沢部、長野県松本安曇野
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ46%、ケルナー35%、ミュラー・トゥルガウ13%、リースリング・リオン1%、その他5%
ワイン商人ドゥアッシュの通販で、1715円で購入。
初めての、ココ・ファームのワイン。
日本のワイナリーの中でも、特に人気がありますね。
知的な障がいを持つ人たちの自立を目指してつくられた、こころみ学園のワイナリーです。
ここのページの映像が素晴らしいので、紹介しておきます。
世界のVIPをうならせた、農夫たちのワイン(いいね!JAPAN ソーシャルアワード)
「風に吹かれる係」の逸話なんて、涙モノですね~。
それはともかく、このワインですが、軽い中に、いろいろな工夫がしてあって、とても深みを感じるワインです。
ボトルも肉厚でボリューム感があり、キャップシールも厚めで、とても1000円台のワインとは思えない、パッケージのゴージャスさもあります。
シンプルなラベルもちょっとブルゴーニュをイメージさせますね。
とにかく、なめらかな口あたりが、素晴らしいですね。
飲み進むと、またじわじわと良くなってきました。
温度高めの方が深みが出ていいのかもしれません。
グラスに残り少なくなっても、香りがダレませんね。
ただ、舌の表面にワックスのような印象が残るのが、ちょっと気になる?
やっぱり日本人は日本のワインがいいのかな、って思うような、すーっと入ってくるバランスです。
ちゃんと日本人をターゲットにしてる、日本のワインって感じ。
食べ物が何も無くても、しみじみと美味しく飲めますね。
ゆっくり味わいながら、長い時間をかけて飲みたいワインです。
使用品種が特殊な事もあるのでしょうが、このワイン、他に無い味わいを持ってますね。
今日の晩御飯は海鮮丼。
刺身だけだとさすがに生臭さを抑えられませんが、酢飯と一緒でお寿司感覚だと、ちょうど良い感じ。
このワイン、最後の苦味が合わせる食事のポイントになりそうです。
クリーミーな味わいなので、魚介でもグリルとか揚げ物とかの方が合いそう。
クリーム系の料理もいいですね。
ちなみにクリーム揚げパンに合わせてみると、とても良く合いました。
カミさんに価格感を聞いたら、日本のワインで高そうだから1680円、とのこと。
まあ、ほぼ正解です。
感想は、思ったより美味しい、だそうです。。
それにしても、存在感のある味わい。
1000円台なので、これは試して損は無いワインだと思います。
■ココファームのワイン
・農民ロッソ 2010
・足利呱呱和飲 2011
■楽天ショップへのリンク
Coco Farm & Wineryココ・ファーム・ワイナリー農民ドライ(白・750ml・国産ブドウのみ使用)
※サイトより引用
ワイン造りの哲学と技術は超一級、まるでカリフォルニアのブティック・ワイナリーのような栃木県のココファームさんのワインをご紹介させて頂きます!!
こころみ学園では、障害をもつ園生が、一年を通して、草をむしり、石を拾い、枯葉を集め堆肥をつくり、畑を耕しています。
2000年九州沖縄サミットの各国首脳や来賓が出席する公式晩餐会で同社のワインが使用される等、いまや栃木が誇る素晴らしいワイナリーに成長しました。
カリフォルニアのワイン銘醸地ソノマ、ロス・カーネロスにも自社畑を持ち、酒質の向上のため実績ある外国人醸造家ブルース・ガットラヴ氏を招聘するなど、その高い品質で全国から注目されています。
また、社会貢献活動に功績のある企業に贈られる「渋沢栄一賞」の栄えある第1回受賞社にも選ばれています。
リアルワインガイド誌23号、109ページに 登場!!
さらっとしている国産ワインが多い中で、酸とフルーツの主張があり、価格面でも評価が出来る。個人的には赤よりも白がお奨め、ぜひ試してみてください。
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