(1)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(2)ネグロアマーロ・デル・サレント(伊:プーリア州:IGTプーリア:10)\798
(3)シラーズ(豪:南東部:10)\780
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
黒に近い色調だが、フチは青みのあるバイオレット。
深い透明感があるが、底はまったく見えない。
粘性は強めで、脚がゆっくり降りてくる。
【香り】
黒い果実。
グリーン系のスパイス。
少しアルコール。
グラスを回すと、生っぽさのある動物香。
凝縮感のある果実香とフレッシュな印象が混ざる。
タバコの葉。
ケミカルな印象のなめし革。
香りはそれほど強くないが、厚みがある。
【味わい】
残糖を少し残したセック。
ミディアムからフルボディ。
ほんのり甘みを感じる、フレッシュでフルーティなアタック。
酸味は穏やか。
タンニンは柔らかで。舌の真ん中が少し乾くくらい。
アルコール度はそれほど高くないが、やや後味に残る。
後味はジューシーさもあるが、少し乾く感じ。
余韻に熟成感を感じる?
でも全体的にはフレッシュ。
【判定】
濃くて若々しい感じは2010年のイタリアかシラーズ。
やや透明感を感じるので、濃いイタリアって感じもする。
香りは果実系が中心ながら、スパイスやドライフルーツなど、複雑な要素がある。
シラーズという感じよりはイタリアの伝統品種って印象。
悪臭系の要素もあって、ニューワールドっぽくない。
味わいは甘みを感じるが、ニューワールド的ではない。
逆に紹興酒のような熟成した要素が入っていたりして、サンジョヴェーゼっぽさを感じる。
余韻はシェリーのオロロソのような印象もあり。
ただ、この中ではイタリアではなく、ポルトガルって選択肢もある。
見た目若いかと思ったが、香りの印象や味わいに熟成感があって、これは2010年というよりは2007年くらいかも。
ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー
イタリアでした。
【総評】
ヴィラ・プッチーニ ネグロアマーロ 2010
VILLA PUCCINI NEGROAMARO 2010
イタリア:プーリア州:IGTプーリア
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネグロアマーロ・デル・サレント
リカーランドトップで、798円で購入。
干しぶどうのような独特な味わいがありますね。
今日の晩御飯は 豚丼。
味付けは親子丼と牛丼の中間みたいな感じです。
普通合わなさそうですが、このワイン意外と合います。
ホームステイにきたイタリア人の子供が、いきなり日本に馴染んでる、みたいな感じ??
すみません、例えが悪くて。
豚肉に良く合う赤ですね。
こんなに豚肉に合う赤ワインは初めてかも。
白菜の味噌汁もあったので合わせてみると、これも何だか不思議にあってしまう。
干した果実のような独特の味わいと、主張しない感じが、和食に合うのかもしれません。
食事が終わって、おつまみに、ストリングチーズ。
いつもかけるバジルが無かったので、ついつい、青のりをふってしまいました。
気がついた時にはすでに遅し、海苔の磯臭さが赤ワインに絶対合わないですね。
案の定、懐の深いこのワインでもさすがにダメでした。
バジルを見つけてストリングチーズにふってみましたが、何か塩気が邪魔してイマイチ?
脂分がしっかり乗ったものじゃないと合わないのかも?
とにかくこのワイン、最初の甘い印象はどこへやら、だんだん辛さが強くなってきます。
後味がとてもドライで、余韻がキツめ。
食事があったほうが活きるタイプみたいですね。
渋みが強いのかな?
個人的には嫌いじゃないけど、一般受けしないかも?
渋かったり、辛かったり、苦かったり、香りに癖があったり、なかなか人に薦めにくいワインです。
品種の特徴なのか、生産者なのか、ネグロアマーロを使った他のワインを飲んでみないとわかりませんね。
個人的には嫌いじゃないけど、オススメしません。
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