(2)ロンド、ドルンフェルダー(英:イングランド南東部:05)\2142
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほぼ真っ黒で、フチ4mmくらいが青みの強いバイオレット。
透明感はまったく無い。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。
【香り】
甘い印象のフローラル。
バラやスミレよりは白い花に近い?
フレッシュ感のある黒い果実。
少しオレンジのような白ワインで感じるフルーツ感がある。
グラスを回すと、なめし革。
スパイスやカラメルの印象もある。
香りは強めでボリューム感があり複雑。
【味わい】
残糖をわりと残した印象のセック。
ほんのり甘い、フレッシュなフルーツ感のあるアタック。
ミディアムからフルボディ。
酸味はしっかり強め。
アルコール度は高い。
タンニンは弱めで、舌はほとんど乾かない。
後味はジューシー。
余韻は少し続く。
【判定】
ちょっと異様なくらい、ほとんど真っ黒な色調。
フチに若々しさがあるが、今回の3本はすべて2007年以前なので、品種の特徴かも。
香りはフローラル感が強く、白ワイン的な要素が入っているのが特徴。
グローバル品種ではなかなか無い感じなので、イギリスかポルトガルが候補。
味わいは残糖が残っていて、甘みを感じる。
ちょっとミントっぽい感じもあって、飲み口はクールな印象がある。
何となく北の方の印象。
ポルトガルというよりは、どちらかというとイギリス?
どちらも品種の特徴をつかんでないので、あとはヤマカン。
ファイナルアンサーで、ロンド、ドルンフェルダー
で、ピンポン
なんというか、北海道とかドイツの赤ワインって感じがしますね。
【総評】
ブッカーズ ダーク・ハーベスト 2005
Bookers Vinyard Dark Harvest 2005
イギリス:イングランド南東部
アルコール度:11%
ブドウ品種:ロンド、ドルンフェルダー
ワインショップ西村の通販で、2142円で購入。
カミさんに価格感を聞いたら、イギリスってのが珍しいので1680円、出して良い価格は、880円くらい、という厳しい評価。
確かにボリューム感もなくて、熟成感もなくて、やや痩せた感じの飲み口。
温度低めだとよけいに軽く感じるかもしれません。
外観は、ほぼ黒ワインってくらい濃いのに、味わいは軽めなのが不思議な感じです。
これは好みの問題かもしれないけど、個人的には悪くないですね。
ただ、グラスに入れて時間がたつと、力が落ちて、ギスギスした味わいになって、さらにケミカルな印象が強くなってきました。
ちょっとこれは飲めない?ってくらい、悪くなりますね。
このワイン、デキャンタージュなんてした日には丸ごと飲めなくなってしまいそう。
とにかくグラスに注いだら、あまり時間を置かずに飲まないとダメみたい。
グラスが空になると、カラメルと焦げたパンの香り、それに、シナモンの香りが残ります。
シナモンというよりニッキって感じですね。
とにかく香りが独特で、そこが不思議な魅力を持ってます。
今日の晩御飯は、骨付きの鶏もも肉のグリルと、クリーム系のパスタ。
このワイン、軽めなので、塩コショウでグリルした鶏もも肉くらいが良く合います。
ツナとかサーモンの入ってるクリーム系のパスタでも、まあそこそこ問題なし。
香り強めなので、食事に華やかさを添える感じの合い方ですね。
焼いて1週間たって程よい感じになったシュトーレンに合わせると、これまたバッチリ。
何となく、ドイツっぽい味わいのワインなので、シュトーレンとも相性がいい気がします。
ドイツのピノ・ノワール、シュペートブルグンダーとかの印象が近いのかな?
食事と合わせた方が美味しく飲めるタイプですね。
軽めで、ボリューム感はありませんが、華やかな香りと個性を持っていて、ちょっと面白いワインです。
イギリスのワインという話題性がある点では、まあ2000円超える価格もしょうがないかな?って感じでしょうか。
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【イングリッシュ・ワイン】ブッカーズ ダーク・ハーベスト2005(赤ワイン) 2,142円 (税込) 送料別
※サイトより引用
このワインが作られているのは、イギリス南東部ウェストサセックスにあるBookers Vineyard。
ミディアム・ボディーの辛口でスムーズなのどごしの赤ワインです。多くの赤の果実の味わいとタンニンのヒントを背後に感じます。なめし革を思わせるフルーツの香りと完璧な樽香りのバランスがとてもすばらしいワインです。
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