(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)カリニャン、グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOPフィトゥー:08)\1280
(3)コルヴィーナ、ラボッソ(伊:ヴェネト州:IGTデッレ・ヴェネィエ:09)\980
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若さのある、赤っぽいルージュ色の、やや濃いガーネット。
色調は黒に近いが、フチから5mmくらいは赤味の強いルージュ。
フチ2mmは無色透明。
深い透明感があり、底がぼんやりと見える。
粘性は弱め。
【香り】
黒い果実。
やや酸味の強さを感じる。
かすかな熟成感。
グラスを回すとケミカルな印象が出てくる。
少し刺すような刺激臭。
なめし革。
落ち着いてくるとドライフルーツのような印象。
香りはそれほど強くないが、やや刺激的。
【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ミディアムボディ。
まろやかでフルーティなアタック。
酸味は優しいが最後まで続く。
タンニンはやや強めで、舌全体が乾く感じ。
アルコールの印象も強め。
ふわっとしたマイルドな口当たりから、強い渋味が広がり、後味は酸味が残りジューシーさがある。
余韻は少し続く。
【判定】
若さはあるが、少しオレンジがさしてるような色調。
2007年や2008年が候補。
香りの印象も少し熟成感を感じるが、サンジョヴェーゼに良くある、紹興酒のような酸味を伴った熟成香のイメージがある。
やや刺激的な要素もあり、個性のある、ローカル品種をイメージさせる。
味わいは穏やかな口当たりと強めのタンニンが特徴。
やはり熟成感を感じて、何となく、イタリアっぽい。
ただ、カリニャン、グルナッシュあたりも怪しい。
それと残糖を多めに感じるところもポイント。
ボディは軽めで、1000円前後の印象。
フィトゥーか、デッレ・ヴェネィエ。
あらためて香りを嗅ぐと、とにかく個性的。
やや鶏小舎系の悪臭要素も感じられるが、イタリアのローカル品種によくある感じ。
飲んだあとのサバサバ感もイタリアっぽさがある。
ファイナルアンサーで、コルヴィーナ、ラボッソ
で、ピンポン
不思議な魅力を持っているワインです。
【総評】
マアジ モデッロ・デッレ・ヴェネツィエ 2009
MASI MODELLO DELLE VENEZIE 2009
イタリア:ヴェネト州:IGTデッレ・ヴェネィエ
アルコール度:12%
ブドウ品種:コルヴィーナ、ラボッソ
ダイエーで、980円で購入。
ほんのり甘みがあって、フルーティなんですが、ニューワールドタイプではなくて、しっかり伝統産地の深みを持っています。
個性的な香りと味わいなんだけど、スーっと飲めるスムーズさがありますね。
このクセと、飲みやすさのバランスが秀逸です。
今日の晩御飯は自家製餃子。
醤油をつけずに、そのまま食べると良く合います。
ワインがタレになる感じ。
さらに餃子をオリーブオイルにつけると、ハーブの印象が加わって、ワインとの相性がさらに上がりますね。
ワインがそれほど強くないって事もあるのですが、グラスが進んで、気がつくと結構飲んでます。
カミさんに価格感を聞いたら、980円で、ドンピシャ。
飲みやすいけど、軽くて、飲み進んでもあまり印象が変わらないのが安く感じたポイントらしいです。
このワインいいですね、オススメです。
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