2011/07/31
テヌータ・ビキ・ボルゲージ キャンティ コッリ・セネージ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)グルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:00)\1450
(3)サンジョヴェーゼ、カナイオーロ・ネーロ(伊:トスカーナ州:DOCGキャンティ・コッリ・セネージ:08)\950
(4)シラー、グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック・ルーション地方:AOPラングドック:10)\950
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
わずかに熟成感を感じる、濃いルビー。
色あいは鮮やかだが、かすかにオレンジっぽさがある。
透明感があり底がうっすらと見える。
粘性は弱め。
【香り】
フローラル。
なめし革。
グリーン系のスパイス。
香りは線の細い、繊細な感じで、やや収斂性をイメージさせる。
グラスを回すと香りがまろやかになる。
たまごっぽい感じ?
ドライフラワーやなめし革の印象が強くなる。
【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
酸味はしっかりしているが、ちょっと収斂性がある。
タンニンは細かく穏やかで、舌の真ん中が少し乾く程度。
酸のしっかりしたアタックからあまりふくらまず、穏やかに、ゆっくりフィニッシュに向かう。
アルコール度は弱そう。
余韻は長めに続く。
【判定】
明るめの外観からは日本のワインが候補。
熟成感も2007年くらいの感じ。
香りはピノ・ノワールっぽい、ドライフラワーとなめし革。
この中であるとしたらサンジョヴェーゼ。
んん、これはサンジョヴェーゼっぽい。
味わいはドライでライトなタイプ。
かなり軽いので、日本のワインの印象。
でもサンジョヴェーゼも外せない。
完全に日本と、サンジョヴェーゼに絞る。
日本のツヴァイゲルトレーベは飲んだことがなく、特徴が分からない。
あらためて飲んでみると、ちょっと紹興酒っぽいオリエンタルスパイスの印象とか、なめし革の香りとか、飲みくちの収斂性も、これはサンジョヴェーゼ?
ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン
軽いタイプの、サンジョヴェーゼの良さが出てるワインです。
【総評】
テヌータ・ビキ・ボルゲージ キャンティ コッリ・セネージ 2008
TENUTA BICHI BORGHESI CHIANTI COLLI SENESI 2008
イタリア:トスカーナ州:DOCGキャンティ・コッリ・セネージ
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ
リカーランドトップで、950円で購入。
良いワインですね。
サンジョヴェーゼらしく、ライトに仕上げています。
3年前のワインですが、ほどよく熟成感があって、ワインに面白さを出してます。
そうとう軽いタイプですが、食事に合わせるには良さそう。
今日の晩御飯は自家製のチャーシュー。
照り焼き風の甘辛のタレがかかってます。
合わせてみると、悪くないけど、イマイチ・・
軽いタイプですが、香りの華やかさがあるので、和食には合わせにくいのかも。
カジュアルなタイプではないので、素材の味を活かしたシンプルなイタリアンが合いそうな気がします。
カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
軽いけど美味しい、という評価。
濃いワインが好きな人には物足りないと思いますが、個人的には好きなタイプです。
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