(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)ソーヴィニヨン・ブラン33%、セミヨン33%、ミュスカデル33%(仏:ボルドー地方:AOCサント・フォア・ボルドー:09)\1848
(4)甲州(日本:山梨県:甲府市酒折町:07)\1320
(5)グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:08)\1098
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し淡めの、中庸なイエロー。
色調は、緑にもオレンジにもふれてないイエロー。
フチはほぼ無色。
輝きはあり、上品に輝いている。
粘性は弱め。
【香り】
スモーキー。
グリーン。
柑橘系。
香りは弱めで上品な印象。
グラスを回すと熟した印象の果実香が出てくる。
クリームっぽさも少し。
【味わい】
残糖を多めに残す、やや辛口。
甘さのある、軽やかなアタック。
アルコール度はやや高く、後味にアルコール感が残る。
酸味は穏やかで、しっかり効いている。
飲み終わりに苦みが残り、アルコールの辛さと一緒になってややエグ味が残る。
余韻は少し続く。
【判定】
少し淡めで、グリーンにふれてない外観からは南のローヌっぽさを感じる。
香りはいろいろな要素があり、複数の品種が入っている印象。
ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネっぽさも少し感じるが、ちょっと違うかな。
味わいは甘さが特徴。
ここで急に甲州が浮上。
ちょっと日本のワインっぽい甘さ。
でも香りも味わいも甲州っぽくない。
どちらかというと、グルナッシュとかのイメージ?
もう一度香りを嗅ぐと、シュールリーのような印象がある。
澱と、炭酸の印象。
価格的にも、味わい的にも、シャルドネ、アリゴテ、ボルドーは外れる。
甲州か、ローヌ。
普通に考えるとローヌだけど・・
ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ
で、ブー
おおっと、ボルドー。
【総評】
シャトー・シャン・デ・トレイユ 2009
Chateau du Champ des Treilles 2009
フランス:ボルドー地方:AOCサント・フォア・ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン33%、セミヨン33%、ミュスカデル33%
伊勢丹で、1848円で購入。
なるほど、ボルドーね~。
この甘さはセミヨンの甘さでしょうか。
確かに、スモーキーなグリーン香などの、ソーヴィニヨン・ブランの要素も感じます。
サント・フォー・ボルドーを改めて調べてみると、白は半甘口、とちゃんと書いてある。
これは単純に勉強不足でした・・・
<サント・フォー・ボルドー>
※フランスAOCワイン事典より抜粋
アントル・ドゥー・メール地区でもっとも東にあるAOCで、ジロンド県の県境。となりのドルドーニュ県はもう南西地方。
白ワインの特徴は、アカシアなどの白い花、蜂蜜、微妙に麝香も感じられ、心地良く繊細。味わいはなめらかキリリとした酸とミネラル感を伴う爽やかな甘さ。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンはほぼ同量で、ミュスカデルも用いられる。
テロワールは、河のおかげで湿気があり暖かく、夏の終りの夜に霧が発生する。
このミクロクリマは貴腐菌が発達するのに適している。
貴腐菌が、ブドウの果皮を破り、水分が蒸発して果皮はしなび、果肉は糖度とアロマが凝縮した状態となる。
貴腐菌のついたブドウが入っているってほどではありませんが、甘いタイプを作る産地のワイン、って感じがします。
カミさんに価格を聞いたら、880円。
甘さのあるワインって価格の判断が難しくて、確かにこのワイン最初は安いのかと思ったのですが、上品な甘さで、品質は高いです。
今日の晩ご飯は、子持ちガレイの煮物。
あとは、納豆と、厚揚の煮物。
ワインに合うわけないのですが、やっぱり全然合いませんでした。
ちょっと甘く煮てる、厚揚の煮物がちょっと合ったくらいかな。
このワイン、家庭の食事に合わせるのは難しそうですね。
あまりイメージがわきません。
フランスAOCワイン事典によると、合うメニューは、フォワグラ、ブラックチョコレートケーキ、生姜でソテーした小海老、マンステールチーズ、ブルー・デ・コースチーズ。
フォワグラは確かに合うかもしれませんね。
ブルー・チーズにも合いそうです。
ほんのりと甘さがあるので、ワインだけで飲んでも美味しいタイプです。
ただ、甘さが強いので、人によって好き嫌いがありそうですね。
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