2011/01/07

トーレ・デル・サーレ ピノ・グリージョ プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・グリージョ(伊:ロンバルディーア州:プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T.:09)\1080
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:10)\980
(3)シャルドネ(豪:南東部:09)\599

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トーレ・デル・サーレ ピノ・グリージョ プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 2009
【外観】
色味のほとんどないグレー。
日本酒より色味が無いくらい。
硬質な輝きはあり、ギラッとしている。
グレーっぽさも薄く、透明のグラッパって感じ。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
酵母の印象。
アルコール。
かすかに柑橘系。
ミネラルが少し。
グラスを回すと生っぽい澱の印象。
香りは弱く、未成熟。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
超ライトなアタック。
やや水っぽい。
酸味は最初弱いが、あとから強くなる。
生の果実のような、20世紀梨のような酸味。
ボディは弱く、頼りない。
余韻は、酸の印象が長く続く。

【判定】
ほぼ無色の外観と、酵母や澱の印象の香りからは甲州をイメージさせる。
たぶん力の無い品種。

味わいも超ライトで、甲州が入っていたら間違いなく選んでいる。

このなかではピノ・グリージョ。
色もグリージョだし。

ファイナルアンサーで、ピノ・グリージョ
で、ピンポン

ピノ・グリージョってこんなに無色だったけ?

【総評】
トーレ・デル・サーレ ピノ・グリージョ プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 2009
TORRAE DEL SALE PINOT GRIGIO PROVINCIA DI PAVIA 2009

イタリア:ロンバルディーア州:プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T.
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ

リカーランドトップで、1080円で購入。

カミさんに価格を聞いたら、780円。
ものすごく軽いのと、香りも味も地味なので確かに第一印象はそんな感じ。

今日の晩ご飯は、七草粥。

鶏粥にして、そこに七草を入れているので、ちょっと中華風で、案外合います。

このワイン、とっても甲州っぽいので、合うんでしょうね。
普通だと焼酎でも出そうか、ってメニューですが、ワインだけで十分。

うちの定番おつまみ、ストリングチーズのバジルがけにも良く合いました。

軽くて、ちょっと水っぽい味わいなので、最初は外したかなと思いますが、飲み進むと良さが見えてきました。
ちょうど、甲州みたいな良さ。

軽いんだけど、味わい深さを持ってます。
シュール・リーなんでしょうかね。

ミュスカデにも似てますね。

力の無いブドウ品種のワインづくりって万国共通なのかもしれませんが、同じような味わいですね。

パンにチーズを乗せて焼いてみると、小麦の香ばしさにワインが負けてしまいました。

もちろん、合わない、というレベルではありません。
ただ、ワインの良さが消えてしまう感じ。

週末で、カミさんと飲んでいたら、あっと言う間にボトルが空に・・

グラスに残っていたワインを大事に飲んでいたら、それもカミさんに飲まれてしまいました。

最初はどうかな、と思ったけど、これは良いワインですね。

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