2010/10/20

セブンプレミアム ボルドーAOC(赤) 2008

セブンプレミアム ボルドーAOC(赤)2008
セブンプレミアム ボルドーAOC(赤)2008
ジュール・ルベーグ ルージュ 2008
JULES LEBEGUE ROUGE 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

セブンイレブンで、798円で購入。

【外観】
やや若い色調の濃いルビー色。
透明感があり、底までハッキリと見える。
色合いは少し落ち着いた若々しさのあるルージュ。
輝きは弱め。
粘性は中庸で、雫に色素が残るタイプ。

【香り】
鉱物質な固い印象。
ミネラル。
閉じている印象のケミカル。
かすかで上品なフルーツ感。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
やや落ち着くとなめし革くらいの印象になる。
グリーンっぽいスパイス香。
フローラルな印象も少し。
フルーツ感は弱め。
香りはそれほど強くないが、芯がしっかりしてる印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じさせないセック。
ライトからミディアムボディ。
酸味はしっかりしている。
タンニンも控え目ながらじわっと効いてくる。
アルコール度は、ボディに比べて高い感じで、後味は乾く。
かなりライトなまとまりで、少し水っぽいくらい。
ただ、バランスは悪くない。

【総評】
セブンプレミアムのボルドーは、白の時もそうでしたが、とっても軽いボディ。
ただそれが、コンビニ弁当によく合う、というコンセプチャルな軽さなんですね。(ホントか?)
このボルドー・ルージュも、それだけで飲んでいると軽くてボソボソしてて、ちょっと貧弱なボディなのですが、きっと食事と合わせる事で、花開くと思います。

今日のコンビニ弁当は、「赤ワイン仕立てのハヤシライス」。
これは合いそうだぞ。

実際に合わせてみると、ハヤシライスが予想外に穏やかな味わいで、完全にワインに負けてしまいました。

このワイン、自分より弱い料理に合うと、急に威張りだしますね。
辛さが突出するというか。

もう一つ、おつまみでストリングチーズのスモーク味も買ってきたのですが、これもイマイチ合いません。

おかしいですね、コンビニ食に合う、というのがコンセプトなはずなのに・・(勝手に決めるな!)

「僕、ボルドーだし」みたいな、ギリギリのプライドが見急に顔を出す感じ?
ニューワールドの開き直ったオープンさに比べると、扱いにくいタイプかもしれませんね、コイツ。

と、文句をいいながらも、このワイン素直でいい感じです。
自己主張は曲げない、柔軟性の無い性格、って感じですが、悪いやつではありません。

ロバート・パーカーjrが飲んだらミネラルウォーターと間違えるんじゃない、ってくらい軽いですが、個人的には結構好きですね。

店頭にあったものをそのまま飲んでいたので、ちょっと温度が高かったのですが、少し冷やすとまた印象が変わりました。

温度高めの時にマイナスポイントだった、軽さ、が逆にチャームポイントになります。

ちょっと温度を低めにして、スイスイ飲む、そうすると、食事との相性もそれほど気にならなくなりますね。

でも温度が下がると、ホントにミネラルウォーターみたい。
ある意味、褒め言葉ですけどね。

グラスに水滴がつくような冷やし方はNGですね。
ほんのり冷たい、くらいが一番イキイキとしてる感じがします。

今日のセブンイレブンディナーは、意外と満足度高いですね。
ハヤシライスと、このワインが、意外と旨かったかも。

料理もワインもそうですが、一口目でちょっと拍子抜け、ってくらいの方が、飲み進むと美味しさが出てきたりします。
そういう点では、このワインはボトル半分開けたくらいで、ようやく良さが見えてきますね。

水っぽい軽さがあるものの、飲む進んで気になる、雑味やマイナス要素がほとんどありません。
品質はしっかりしてると思います。

この赤は、セブンイレブンでいつでも手に入るという点では、これからも買う機会がありそうですが、でもやっぱり、798円は高いかな~。
フロンテラが横にあったらそっちに手が伸びるかも。

また機会があったらレポートします。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2 件のコメント:

才谷 梅太郎 さんのコメント...

ワインの感想はこう書くのかと勉強させていただきました。いろいろなワインを飲んで語彙を学んでワインくまさんみたいにレビューできるようになりたいです。

にしのたけし さんのコメント...

才谷 梅太郎さん、コメントありがとうございます。

まったく個人的な感想なので、あくまで参考程度にみてもらえれば助かります。

でもワインって、いろいろとイマジネーションがわいて面白いですよねー。

これからもガンバって感想を載せていきます。

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