開幕していよいよ盛り上がってきた、2010 FIFAワールドカップ。
14日の初戦、日本代表には頑張ってもらいたいですね。
サッカーの試合での予想ではなく、ワールドカップ参加国をワインで対決させてみました。
ワイン視点で見ると、国のイメージがガラッと変わるのが面白いです。
■グループA■
南アフリカ | メキシコ | ウルグアイ | フランス
1位:フランス 2位:南アフリカ
ここはダントツで世界のワイン文化をリードする、フランスが1位通過です。
2位は南アフリカ。
日本にも多くのワインが輸入されていますね。
メキシコとウルグアイのワインは、すみません、知りません。
■グループB■
アルゼンチン | ナイジェリア | 韓国 | ギリシャ
1位:アルゼンチン 2位:ギリシャ
アルゼンチンとギリシャの1位争い。
歴史でいけば圧倒的にギリシャですが、勢いと生産量ではアルゼンチン。
ここは順当にアルゼンチンの1位通過でしょうか。
韓国はワイナリーがあるみたいですが、上位2国には勝てません。
ナイジェリアはさすがにワイン作ってないのでは。
■グループC■
イングランド | 米国 | アルジェリア | スロベニア
1位:アメリカ 2位:スロベニア
ここは世界第4位の生産量を誇るアメリカが1位通過。
イギリス、アルジェリア、スロベニアすべての国でワイン造りが行われていますが、日本ではどれもマイナーで、比較が難しいですね。
イギリスは最近ワイン生産が拡大してるみたいですが、栽培面積ではアルジェリアが上みたい。
スロベニアは小さなワイン王国と言われているみたい。
ワイン造りの歴史で考えると、2位はスロベニアでしょうか。
■グループD■
ドイツ | オーストラリア | セルビア | ガーナ
1位:オーストラリア 2位:ドイツ
ドイツとオーストラリアが飛び抜けてます。
セルビアも歴史のあるワイン産地ですが、相手が悪いですね。
伝統でいけばドイツ、勢いではオーストラリア。
ワイン生産量では、オーストラリアが上回っているので、1位オーストラリア、2位ドイツって事で。
■グループE■
オランダ | デンマーク | 日本 | カメルーン
1位:日本 2位:デンマーク
日本はこのグループで良かった!
オランダにもワイナリーがあるようですが、ほぼ輸出はしてないみたい。
デンマークは意外と生産量があるみたいですね。
日本のワイン生産量は、900,000hl程度。
デンマークは年間40,000本という事なので、0.75リットル×40,000で、30,000リットル。
ヘクトリットルにすると、300hlなので、日本の圧勝ですね、1位通過です!
2位は、デンマーク。
カメルーンはさすがにワイン作ってないみたいです。
■グループF■
イタリア | パラグアイ | ニュージーランド | スロバキア
1位:イタリア 2位:ニュージーランド
イタリアがダントツ1位通過ですね。
2位はニュージーランド。
スロバキアもパラグアイもワイン造りしているみたいですが、上位2国にはかないません。
■グループG■
ブラジル | 北朝鮮 | コートジボワール | ポルトガル
1位:ポルトガル 2位:ブラジル
この中ではポルトガルが1位通過ですが、2位はブラジル。
ブラジルのワインって日本ではほとんど見ませんが、生産量は増えていて、品質
も国際的に認められているようです。
そのうちスーパーに並ぶかもしれませんね。
北朝鮮もワイナリーはあるみたいですが、生産量は少なく、コートジボワールは
ワイン生産してないみたい。
■グループH■
スペイン | スイス | ホンジュラス | チリ
1位:スペイン 2位:チリ
ここはスペインかチリか、悩むところです。
生産量や品質、伝統でいけばスペインですが、最近のチリワインの質の向上と、日本での普及度を考えるとかなり拮抗してますね。
ただ、生産量でいけば、圧倒的にスペイン。
ここはスペイン1位で、チリが2位が妥当な線でしょうか。
スイスのワインも、シャスラなど有名ですが、スペインとチリには残念ながら及びません。
ホンジュラスはワイン造ってないみたいですね。
・・・
さてここまではグループリーグ。
以下決勝トーナメントです。
面白い組み合になりました!
■決勝トーナメント 1回戦■
A組1位:フランス VS B組2位:ギリシャ
ここはやはりフランスでしょうね。
生産量もブランド力も違います。
勝者:フランス
・・・・
C組1位:アメリカ VS D組2位:ドイツ
この勝負は面白いですね。
20年前だったら間違いなくドイツですが、現在の影響力ではアメリカ。
日頃の消費量で考えてもここはアメリカが残るかな。
勝者:アメリカ
・・・・
E組1位:日本 VS F組2位:ニュージーランド
またまたこれも好勝負。
何とか日本に勝ってもらいたいところですが、栽培面積、生産量ともにニュージーランドの勝ち。
しかも国際的なブランド力も完全に負けてますねぇ。しかたない・・・
勝者:ニュージーランド
・・・・
G組1位:ポルトガル VS H組2位:チリ
う~ん、好勝負が続きます。
生産量では、世界11位と10位。
ポルトガルも良いワインがたくさんありますが、日頃お世話になっているという点では断然チリですね。
勝者:チリ
・・・・
B組1位:アルゼンチン VS A組2位:南アフリカ
ニューワールド対決です。
生産量ではアルゼンチンが上。
個人的に飲んでる量も微妙にアルゼンチンの方が上。
アルゼンチンのブドウ品種といえばマルベック、南アフリカはピノタージュ。
品種対決ではピノタージュの方が好きかな~。
でもこれは僅差で、アルゼンチンでしょうか。
勝者:アルゼンチン
・・・・
D組1位:オーストラリア VS C組2位:スロベニア
これはもう相手になりませんね。生産量が全然違います。
勝者:オーストラリア
・・・・
F組1位:イタリア VS E組2位:デンマーク
世界一位の生産量を誇るイタリアに対して、デンマークはちょっと力不足ですね。
勝者:イタリア
・・・・
H組1位:スペイン VS G組2位:ブラジル
ブラジルはこれから生産量が増えてくると期待されてますが、現時点ではスペインの完勝です。
勝者:スペイン
■準々決勝■
フランス VS アメリカ
世界第2位のフランスと、世界第4位のアメリカ。
パリテイスティングの再現ですね!(おいおい)
ここから先は完全に私個人の好みで選ばせていただきます。
なんだかんだ言っても、やはりワイン先進国はフランスです。
勝者:フランス
・・・・
ニュージーランド VS チリ
この勝負は人によって完全に分かれるでしょうね。
ブランド力だとニュージーランドが上回ってます。
平均価格は完全にニュージーランドの方が上。
でも日頃からお世話になっているのはチリなんですよね。
安くて高品質なワインをたくさん造ってくれてて、感謝してます。
個人的にはここはチリを選ぶかな~。
勝者:チリ
・・・・
アルゼンチン VS オーストラリア
世界第5位と、第6位の対決です。
日頃飲む量で考えると、やっぱりオーストラリアでしょうか。
勝者:オーストラリア
・・・・
イタリア VS スペイン
ここでこのカードが当たるか!
それがトーナメント戦の面白さですね。
生産量でいけば、イタリアの勝ち。世界一ですからね。
日頃飲んでいる量もイタリアです。
でも面白い事に、個人的なオススメワインの数はスペインの方が多い!
最近のスペインのコストパフォーマンスは素晴らしいですからね。
ここは番狂わせでスペインかな。
勝者:スペイン
■準決勝■
フランス VS チリ
普通に考えると完全にフランスの勝利です。
個人的に飲んでいる量も圧倒的にフランス。
チリのコストパフォーマンスは捨てがたいですが、やはりこの勝負はフランスでしょうね。
勝者:フランス
・・・・
オーストラリア VS スペイン
生産量6位のオーストラリアと、第3位のスペイン。
個人的に飲んでいる量でも、スペインがオーストラリアを上回ってます。
伝統的なタイプと、ニューワールドスタイルを自由に使い分ける事が出来るスペインが一枚上手でしょうか。
勝者:スペイン
■決勝■
フランス VS スペイン
予選から戦う事で、決勝のカードがどうなるか興味があったのですが、かなり順当な結果になってしまいました。
イタリアではなくスペインが上がってきたという点が、いまの日本のワイン市場の傾向を反映してる気がしますね。
このカードも人によって意見が分かれそうですが、個人的にはフランスの圧勝です。
日頃飲んでいる低価格ワインでもフランスが上回ってますが、100万円ためても飲んでみたい、と思わせるワインがフランスにしか無いという事実も大きいですね。
優勝国:フランス
2010年のワールドカップ出場国によるワイン対決は、かなり個人的な好みで、フランスが優勝となりました。
さて、4年後のワールドカップではどう変化してるのでしょうか。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014 Louis de Beaumont Chablis 2014 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ アルコール度:12.5% ブドウ品種:シャルドネ OKストアで、税抜き1392円で購入。 【外観】 清澄度:...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS) を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。 ワインのテイスティングシート は呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシート...
0 件のコメント:
コメントを投稿