(1)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1050
(2)インゾリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\1040
(3)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ ヴェネチエ I.G.T.:08)\780
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
(5)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:NV)\428
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
淡い、無色に近い、レモンイエロー。
ほんのりと黄色がかったグレーっぽい外観。
日本酒が少し濃くなったくらい。
輝きは少なく、フラットな印象。
ディスクは薄く、粘性も弱め。
【香り】
モモのような果実香にシロップのような甘い香り。
ラムネ菓子のような香り。
グラスを回すとマンゴーのような南国系の果実香。
スモーキーな印象と、ハーブのような香りが混ざる。
香りは弱めだが、とても陽気で明るい、フルーティさがある。
【味わい】
ほんのり残糖を感じるセック。
酸味はちょっと力不足。
苦味が強く、収斂性を感じる。
ライトな飲み口で、ギクシャクしたバランス。
舌の途中でストンと止まってしまうような飲み口。
ヌケがないというか。
喉のエグ味が残る。
余韻は短い。
【判定】
淡い外観からは、安いワインか、イタリア。
香りは明るいフルーティさがあってとても好印象。
イタリアっぽい。
少し時間が経つと、少しスモーキーなシャルドネっぽさが出てきた。
少なくとも、香りはソーヴィニヨン・ブランでは無さそう??
と思いきや、微妙に怪しい感じがしてきた。
奥に青草香を感じる。
味わいはスーパーライトで、800円未満の印象。
バランスもチグハグ。
飲み口のサバサバ感がちょっとソーヴィニヨン・ブランっぽい。
う~ん、悩む。
生産年でいくと2008年くらいの印象で、2006は違う。
ノンビンテージは分からない。
トータルの印象はイタリアっぽい?
でも飲み進むとやっぱり500円未満のワインの印象。
チリのシャルドネが一番怪しい。
香りはやっぱりシャルドネで、飲み口の印象はチリの低価格ワイン。
ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ピンポン
シャルドネが当たっただけでも良かった・・・
【総評】
サンティアゴ シャルドネ NV
SANTIAGO CHARDONNAY NV
チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
グルメシティで、428円で購入。
グルメシティに置いてある激安ワインですが、ジャスコのドンシモンと並んで、高いコストパフォーマンスです。
水っぽいくらいの軽さですが、
平日に飲むんだったらこのくらいで十分、って気もしますね。
チリのワインですが、あまり飲みやすくはありません。
ちょっと伝統産地のテーブルワインを思わせるまとまりです。
ワイングラスで飲むより、普通のタンブラーで飲んだ方が感じが出そうなタイプですね。
そのままで美味しくなかったら、ジュースとか氷とか入れてもいいくらい。
そうそう、このワイン、ちょっと出来の悪いアリゴテみたいな雰囲気があるので、クレーム・ド・カシスを入れて、キールにしてもいいかも!
補足しておくと、キールはクレーム・ド・カシスと白ワインで作るカクテルですが、ブドウ品種はアリゴテが一番いいと言われていますね。
でも、「アリゴテ」って意味は、「酸っぱくてそのままじゃ飲めない白ワイン」と置き換えてもいいくらいで、完成度の高いアリゴテで作ってもあまり美味しくありません。
酸味はちょっと足りませんが、かなりプレーンでシンプルな味わいなので、キールにしたら以外といけそうですね。
残念ながら、今はクレーム・ド・カシスが無いので、今度機会があったら挑戦してみよう。
今日の晩御飯はふわふわイカ団子。
醤油味の和風メニューですが、それほど悪くないですね。
ワインとしての主張がそれほど強くないので、合わせやすいのかも。
平日に気軽に飲むには最適なワインではないでしょうか。
■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)
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