(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\950
(4)ガルガーネガ60%、トレッビアーノ30%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエ I.G.T.:07)\698
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ややグリーンがかった、若々しさを感じる、レモンイエロー。
やや淡い色調で、ちいさな気泡が多く見られる。
輝きはやや強い感じ。
ディスクも厚め。
粘性は弱くサラッとしている。
【香り】
南国系の果実香。
厚みのある果実香。
カリンやパイナップル。
蜜のような甘い印象。
グラスを回すと、焼き菓子のバターのような印象。
ヴァニラっぽい感じもあって、濃厚な香り。
【味わい】
スッキリした辛口。
酸味が強く、苦味も強い。
炭酸の印象もある。
アルコール度は高そうで、軽いながら芯はしっかりした印象。
飲み終わった後に、焦げ臭のような樽香のような印象が残る。
余韻は少し続く。
【判定】
炭酸を多く含んだ、若々しい外観からは07のボルドーかイタリア。
香りの印象は、厚みのある果実香で、どちらかというとボルドー。
樽の印象もあり、濃厚さもあり、ボルドーっぽい。
セミヨンの貴腐系品種のような印象も強い。
味わいもアルコール度が強く、イタリアよりはボルドー。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
なんとイタリアでした。
【総評】
フォロナリ レッジェーロ 2007
FOLONARI LEGGERO 2007
イタリア:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエ I.G.T.
アルコール度:11%
ブドウ品種:ガルガーネガ60%、トレッビアーノ30%、ソーヴィニヨン・ブラン10%
リカーランドトップで、698円で購入。
イタリアっぽくもあったんですけど、樽の印象があってボルドーにしてしまいました。
こんなに気泡を含んでいるのもボルドーにしてはどうなのって思いましたが、このコッテリ感に惑わされましたね。
ネタバレしてみると、ちょっとドライで軽やかな飲み口はまさにイタリア。
ホントに不思議なんですが、ネタバレすると味が変わる。
脳の不思議です。(言い訳)
ちょっと濃厚な果実香がガルガーネガ、トレッビアーノの印象が無いんですよね。
グラスに入れてちょっと時間が経つと、やっぱり樽の印象が。
しかもやや酸化したような樽香の印象がまた、ボルドーっぽい。
にしてもこのワイン、とてもコストパフォーマンスが高いです。
価格当てに定評のある(?)カミさんも、980円から1200円くらい、って言ってました。
最初に飲んだときの感じは1000円以上に感じます。
独特な果実香で、選択肢には無かったのですが、シュナン・ブランやヴィオニエのような感じ。
シュナン・ブランの方が近いですかね。
ヴーヴレとか、南アフリカのスティーンとか入っていたら迷ったかも。
しかも、やっぱり飲み進んでもイタリアっぽく無いんですよね、これ。
ますますイタリアっぽくない。
グラスに注いだときはフレッシュでイタリアっぽさがあるのですが、時間が経つと、ちょっとコッテリ感がでてきます。
無理やり、樽でマキュアージュした感じだから、イタリアっぽく感じないのかな?
さらに時間が経つとスカスカになってきます。
この価格のワインなので当たり前ですね。
そういえばこのワイン、プラスティックのワイン栓が、ブラックなんですよね。
今までに黒のワイン栓って見たことありませんが、何だか、とてもイタリアンな感じがします。
デザインにこだわる国民性とでもいいますか。
まあ、ラベルのデザインはあまり良くないんですけどね・・・
それにしても、コストパフォーマンスの高いワインですね。
このシリーズは他に「フルッタート」と「コルポーゾ」の赤ワインがありますが、ちょっと試してみたくなりました。
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