2009/06/23

ヴィノス・ヘロミン ヴェガ・マドロニョ ブランコ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
(2)マルヴァ60%、アイレン40%(スペイン:マドリード州:ヴィノス・デ・マドリードDO:07)\840
(3)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー:08)\647(6本セット3880円)
(4)シュナン・コロンバール40%、グルナッシュ・ブラン40%、ソーヴィニヨン・ブラン10%、ヴィオニエ10%(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\647(6本セット3880円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィノス・ヘロミン ヴェガ・マドロニョ 白 2007
【外観】
ややオレンジがかった、中庸な色合いの、イエロー。
中庸から、やや淡めくらい。
ディスクは厚く、フチに向かって無色になる。
粘性はやや弱く、さらっとしている。
小さな気泡も見られる。

【香り】
濃厚な果実香。
クリーミーで、フルーティ。
果実はカリンやパイナップル。
クリーミーな乳製品の印象。
それほど香りは強くないが、厚みを感じる。
ミネラルの印象と、ヴァニラ?

【味わい】
セックながら、わずかに残糖。
酸味がやや力が無い。
ボディはふっくらとしていて、少しボリューム感がある。
やや過熟したような印象。
ややアタックは攻撃的だが、酸が立っているせいかも。
後味にわずかに苦味が残る。

【判定】
わずかにオレンジを感じる外観からは少し年数の経ったワインが想像される。
香りはシャルドネっぽい。
クリーミーで、厚みのあるタイプ。
飲み口はやや攻撃的。
ちょっとブレンドされている感じもある。
そうなると、プティ・シャブリは消えて、NVワインが急上昇。
08のチリのシャルドネもちょっと怪しいけど、08って感じではないし。
スペインは結構怪しいかも。
やや個性的な飲み口はスペインかも。
ヴァン・ド・ペイかスペインのDO。
どこがどうとは言えないけど、ちょっとスペインっぽいかも。
シェリー的というか。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

なんか・・スペイン的。

【総評】
ヴィノス・ヘロミン ヴェガ・マドロニョ 白 2007
Vinos Jeromin Vega Madrono 2007

スペイン:マドリード州:ヴィノス・デ・マドリードDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルヴァ60%、アイレン40%

リカーランドトップで、840円で購入。

ちょっと荒っぽいまとまりというか、バランスがやや悪いというか、ちょっと個性的なワインです。
やっぱり、スペイン的、なんですかね。
フレッシュさを求めると、ややダルい印象はあるのですが、なんとも懐の深い感じでまとまっています。
最初に肩透かしをくって、そのあと、迎え入れられる、みたいな。

ちょっと冷やすとスッキリ感が出るかとやってみたら、ちょっとこじんまりとした印象になりました。

やっぱり酸味がちょっと大人しいので、全体に地味な印象になってるんですね。

ただ、食事には合わせやすそうです。

今日の晩御飯は、帆立入り八宝菜。
缶詰の帆立ですが・・・

合わせると、とても地味に割り込んでくる感じ。
はいはい、ごめんなさいね・・って感じ?

しかも水っぽくなる??

中華系には合うと思ったんですが、なんか、んん、いまいち。

トマトのスライスに合わせたら、完全に負け。
強い酸味に太刀打ちできません。

やっぱりチーズかな、と、ベルキューブのグリーンペッパーに合わせてみたら、何となく落ち着きました。

最初から、そうしろよ!
とワインが怒ってるみたい。

トマトとチーズを一緒に合わせると、アンダルシアの風が通り抜けます。
・・・すみません、マドリード州でした。

穏やかで、優しい感じのワインなんですよね。
価格で考えると、充分なコストパフォーマンスだと思います。

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