・メルロー90%、マルベック10%(仏:ボルドー:プルミエール・コート・ド・ブライAC:04)\1080
・メルロー66%、カベルネ・ソーヴィニヨン34%(仏:南西部:ベルジュラック地区:コート・ド・デュラス:05)\980
・モナストレル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:D.O.バレンシア:99)\920
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深いルビー色。
透明感があり、底がはっきり見える。
色はやや黒っぽく、輝きがある。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
【香り】
少しキャンディのようなフルーツ香。
甘い花の蜜のようでもある。
その後ろになめし革。
グラスを回すとなめし革の印象が強くなる。
ちょっとケミカルな印象もあり、香りは複雑。
【味わい】
柔らかい酸味。
フレッシュ感がある。
後味はキレイに消える。
ほんのりとした甘い印象もあり優しい口当たり。
ライトからミディアムボディくらい。
【判定】
明るい外観からはサンジョヴェーゼ。
香りも独特ななめし革の印象と酸のイメージはサンジョヴェーゼか。
キャンディっぽい香りや花の蜜のような印象はちょっと違う。
飲み口は酸味主体でタンニンは弱い。
まろやかな飲み口ながらフレッシュ感がある。
メルロー主体のフランス2本は多分違うので、あとは99のスペインかサンジョヴェーゼ。
99の味わいでは無いので、ここは最初の印象通りサンジョヴェーゼか。
ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ブー!
な、なんと99のスペイン??
【総評】
ボデガス・エンゲラ カスティーリョ・デル・バロン グラン・レゼルバ 1999
Bodegas Enguera Castillo del Baron Gran Reserva 1999
スペイン:D.O.バレンシア
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:モナストレル60%、テンプラニーリョ40%
リカーランドトップで、920円で購入。
外しておいてなんですが、これはちょっとびっくり。
10年前のワインとは思えないフレッシュ感。
しかもグラン・レゼルバなのに、こんなにキュートなの?って感じ。
確かに、ネタバレしてみると外観も味わいもそれなりに熟成感がありますね。
外観は、輝きが強ので若々しいと勘違いしたみたいです。
とはいえ・・・
99と07を間違えたのは、「ちょっと後で話がある」って感じでしょうか。。。
チョー反省です。
品種はモナストレル主体ですが、いままで飲んだモナストレルの特徴は、なめし革と鉄さび。
このワインはそのあたりが微妙にオブラートに包まれているような印象です。
グラン・レゼルバなので、2年のオーク樽熟成、プラス3年の瓶内熟成をしているはずなのですが、そんな感じはほとんどありません。
良く言えばとてもフレッシュ。
悪く言えば、軽い?
ちょっと酸味の角がたってきたような印象はありますが、バランスが良く美味しいワインだと思います。
それなりに深みも感じる事が出来るので、わりと楽しめるのではないでしょうか。
もちろん、グラン・レゼルバの真髄を感じるようなタイプではありませんが、カジュアルに楽しめるワインですね。
今日の晩御飯はフツーのカレー。
ワインが軽いのでなんとなく合ってしまいます。
でもちょっと熟成感のある酸味が浮いてしまうかな。
付け合せのミモザサラダには合わないかなと思ったら、そうでもない。
さすがにゆで卵に直接当たるとアウトですが、ドレッシングとレタスが仲介にはいればそれほど問題ありません。
しょうゆベースの味付けにも意外と合いそうです。
家庭料理に優しい感じがとても好印象ですね。
■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452055/828581/
※サイトより引用
濃くきれいなレンガ色。しっかりしたアタックがあり、コーヒーや葉巻のニュアンスがあります。タンニンも滑らかでアフターにはまだ生き生きとした果実のアロマも感じられるバランスの良いワイン。
確かに、時間が経って、温度も上がってくると、樽熟成のニュアンスが出てきます。
強い香りではありませんが、タバコの葉のような印象があります。
最後まで力が落ちないところはさすがにグラン・レゼルバ。
コストパフォーマンスが高いので、このワインおすすめです。
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