2008/08/30

メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
少しベージュがかっている。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
シロップ漬けのフルーツのような印象。
グレープフルーツのような柑橘系のイメージもある。
ハーブや白い花の印象も少し。
グラスを回すと、酸化をイメージさせるリンゴの印象が出てきた。

【味わい】
やや炭酸を含んでいる印象。
少し残糖を感じる。
酸味がしっかりしていて、フレッシュでフルーティな印象。
ボディはややふくらみを感じて、後味は爽やか。
軽快な印象ながら、アルコール度は割りと強そう。

【判定】
外観からはどれも候補になるが、やや淡い事を考えると、ヴィオニエは違うかも。
香りの印象はフルーティながら樽の影響を感じる。
りんごっぽい印象はボルドーで感じる事が良くあるが、ブルゴーニュでもあまり出来の良くないシャルドネ

に感じる事があるかな。
味わいはとても抑制が効いていて、しっかり管理されている印象。
とても優等生なイメージ。
少し時間が経つとややスモーキーさも出てきて、シャルドネっぽい。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ブー

なんとイタリア、ヴェルナッチャでした。

【総評】
メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006
Melini Vernaccia di San Gimignano 2006

イタリア:トスカーナ州:ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノDOCG
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ

リカーランドトップで、1450円で購入。

ネタバレしてみると、これはまさにイタリアワイン。
ちょっと残糖の印象があり、ほんのりとした甘さを感じます。

メリーニの英語サイト
http://www.gruppoitalianovini.com/melini/vini/ENG/essenza/vernaccia.htm

英語サイトに出てくるキーワードは、
・パイナップル
・火打石
・ほうきの花
・モモ
・アーモンド

アーモンド!なるほど少しナッティな印象がありますね。
火打石は、flintstone。
ミネラルというよりは硝煙のようなイメージでしょうか。

ちょっとねー、微妙に口に残る甘さが気になるんですよね。
だるいというか、重いというか。

ヴェルナッチャはコショウの香り、って聞いた事がありますが、確かに独特なスパイス香があります。

わりと癖のある味わいなので、合わせる料理によってはいけるかもしれません。

ワインとしては悪くありませんが、やや酸化したような個性的な味わいは好みが分かれるかな。

昔飲んだ薬のアンプルみたいな感じもあります。

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