・メルロー(米:カリフォルニア)\880
・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ)\525
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほとんど透明感を感じない、濃い色調。
よく見ると深い透明感がある。
エッジは強い紫。
粘性は強く、脚が後からゆっくりと降りてくる。
雫にややタンニンが残る。
【香り】
やや、野性的で土臭い動物香。
生っぽい肉の感じもある。
カラメルの香り。
濃縮感のある果実香。
焦げ臭や樽の印象も強い。
【味わい】
冷たさを感じるフレッシュな口当たりで、酸味がしっかりと効いている。
やや甘さを感じる、フルーティな味わい。
余韻もそこそこあり、厚みのある印象。
【判定】
外観ではどれも候補となるが、深い透明感がポイントか。
香りの印象で一番強く感じたのが土っぽい動物香。
動物的な印象で考えると、スペインかアメリカ。
ただ、香りのスパイシーさや、茎のグリーンっぽさなどとても主張の強い香りで、メルロー
というよりは、シラーあるいは、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
ややグリーンっぽさ印象ではカベルネ・ソーヴィニヨンか。
ところが味わいで評価が一変。
甘さの印象よりは酸味の強さや冷たさ、フレッシュ感が強く印象に残る。
このスッキリ感はやはりスペインかな?
香りも複雑で、複数の品種が混ざっているような印象を受ける。
ファイナルアンサーで、ボバル、シラーズ
で、ブー
なんとメルローでした。
フランスのメルローの印象しか無かったので、これは全然考えてなかった。
【総評】
レッドウッド クリーク メルロ 2005
REDWOOD CREEK MERLOT 2005
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー
リカーランドトップで、880円で購入。
そういえばよくあります、シラーと間違えるメルロー。
フランスのメルローはピノ・ノアールとよく間違えますが、新世界ワインのメルローはシラーやカベルネ・ソーヴィニヨンの力強さのイメージがあるものが多いですね。
このワインは最近の流行のフルーティさを前面に出したタイプで、やや飲んでいて単調な感じは受けますが、よく出来たワインなので、何となく飲み進んでしまいますね。
あまり食事と合わせるイメージは無くて、そのまま飲んだり、スナックや軽食くらいと合わせる感じでしょうか。
ピザやオードブルなんか合いそうですね。
ボイルしたソーセージとか良く合いそう。
我が家的にはあまりタイプのワインでは無いですが、トータルのバランスはおすすめです。
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