・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1943
・メルロー(伊:シチリア)\980
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深い透明感。
底がギリギリ見えるくらい。
粘性はやや強く、脚がいつまでも残る。
【香り】
フレッシュな黒系のフルーツの香り。
グラスを回すとやや動物的な印象。
なめし革くらいの動物香。
スパイスのイメージもある。
【味わい】
フルーティで、軽く、フレッシュなアタック。
余韻もキレイで、すいすい飲めるタイプ。
切れの良い感じで、ふくらみや余韻は少なく、すっきりとまとまっている。
酸味はほどよく、タンニンもよいバランス。
【判定】
外観ではほぼ候補だが、チリカベは消えるか。
香りの印象はフルーツ主体。
とてもバランスが良くまとまっていて、しかも万人受けするようなタイプ。
八方美人って感じ。
眉をひそめて飲むような、哲学的な要素や、ダークな印象は全然ない。
新世界の良く出来たワインって感じがプンプン。
香りのイメージでは恐らくシラーが入っていて、カベルネではない。
メルローではこんなにフルーティなまとまりにはならないだろう。
ファイナルアンサーで、シラー、マルベック
で、ブー
な、なんとメルローでした。
【総評】
コンチリオ センティエロ メルロー 2005
SENTIERO MERLOT 2005
イタリア:シチリアIGT
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー
ジャスコで、980円で購入。
メルローって特徴をつかみづらいんですよね。
シャルドネと同じですね。
このワインでメルローっぽいなと思うのはなめし革っぽい動物香でしょうか。
でもフルーティさの引き立て役になっているので、ワイン全体の特徴になっているわけではないですね。
しかもこの滑らかな口当たり。
フランスのメルローは、しっかりと渋いものが多いですが、このワインはとても穏やか。
あとはこの色合いの明るさでしょうか。
良く、ピノ・ノアールとメルローを間違いますが、明るい色合いのワインが多いですね。
特に価格の安いやつは。
このワインとてもよく出来ていて、誰が飲んでも美味しいっていいそうなまとまりです。
フルーティで、バランスが良く、かといってジュースっぽさも無く、上品な感じを受けます。
シチリアらしい、南の陽気な印象も残しつつ、クリアでクリーンな飲み口が好印象です。
カミさんに値段を聞いたら、1280円くらい?って言ってましたが、確かにコストパフォーマンスは高いと思います。
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