・ピノ・ノワール(チリ カリテラ)\893
・メルロー(豪 イエローテイル)\850
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103
の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
落ち着いた、黒っぽい、深い透明感を持つ紫
グラスの底がようやく見えるくらいの透明感
粘度は高い、13.5%くらいか
(正解は14.5%、びっくり)
【香り】
干したフルーツのような、濃縮された果実香
やや動物の革のような、土のような、きのこのような香り
ドライフルーツのような香りとなめし革のような香りが強い
ややスパイス香
【味わい】
きれのないどんよりとしたアタック、余韻もへにゃへにゃ
酸味が極端に弱く、全体がきりっとしない
苦味や渋みが少ないのも締りの無い原因か
【判定】
色からいくとほぼピノ・ノワール。
でも今回のカベルネ・ソーヴィニヨンは第三世界のワインなのでそこも候補とする。
香りでは圧倒的にピノ・ノアール、典型的というか。
ドライフルーツになめし革、品種が本来持っている香りが強く出ている。
逆にソーヴィニヨンのグリーンっぽさは無い。
飲み口は何とも判定しがたく、どちらとも取れないがタンニンが極端に少ないのでどちらかというとピノ・ノワールだろうか。
ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール。
で、ピンポン。
これはサービス問題でした。
【総評】
カリテラ ピノ・ノワール 2003
CALITERRA PINOT NOIR 2003
http://www.asahibeer.co.jp/news/2002/0912_3.html
※サイトより引用
『カリテラ ピノ・ノワール』は、ピノ・ノワール種の生育に適したチリで最も冷涼な気候のぶどう栽培地区であるカサブランカ・ヴァレー産主体のピノ・ノワール種を100%使用したワインです。ピノ・ノワール種はフランス・ブルゴーニュ地方で最も多く栽培されている赤ワインの代表的ぶどう品種で、冷涼な気候を好み、土地を選ぶため世界的にも稀少で高貴な品種として知られています。チリにおいても、栽培地区が限られるため生産量が少なく稀少なワインです。
カリテラ社の優れた醸造技術により、ピノ・ノワール種ならではの熟した果実を連想させる華やかな香りと豊かな味わいを実現した、エレガントでバランスのとれたワインに仕上がっています。製造数量が限定されるため、当面世界でも日本市場限定での発売となります。
<ご参考>
「カリテラ」は、優れた醸造技術を誇る米・カリフォルニアのロバート・モンダヴィ社とぶどうづくりに最適な土壌を有するチリのワイナリー、エラスリス社とのジョイントベンチャーで生まれたチリワインです。
個人的な感想
色味や透明感、それからピノ・ノワールらしい香りはとても良いと思う。
でも飲んだときの、「えっ」っていう印象がどうにもならない。
全体に柔らかいのだけど、どこにも締りがない。
気分が上向きにならない。
ちょっと偏見を交えて言わせてもらえば、カベルネ・フランやテンプラニーヨのような気分を盛り下げる印象のワイン。(両方ともいいワインを飲んでないだけですが・・・)
「あ~あ」って感じかな。ちょっと気が抜けたような印象もあるし。
もう一本カリテラ買って、もしダメだったら我が家には二度とカリテラは姿を見せないだろう。
2007/03/06
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014 Louis de Beaumont Chablis 2014 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ アルコール度:12.5% ブドウ品種:シャルドネ OKストアで、税抜き1392円で購入。 【外観】 清澄度:...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS) を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。 ワインのテイスティングシート は呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシート...
0 件のコメント:
コメントを投稿