2007/03/06

ブラインド・テイスティング ピノ・ノワール当てる

・ピノ・ノワール(チリ カリテラ)\893
・メルロー(豪 イエローテイル)\850
・カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア KWV)\1103

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
落ち着いた、黒っぽい、深い透明感を持つ紫
グラスの底がようやく見えるくらいの透明感
粘度は高い、13.5%くらいか
(正解は14.5%、びっくり)

【香り】
干したフルーツのような、濃縮された果実香
やや動物の革のような、土のような、きのこのような香り
ドライフルーツのような香りとなめし革のような香りが強い
ややスパイス香

【味わい】
きれのないどんよりとしたアタック、余韻もへにゃへにゃ
酸味が極端に弱く、全体がきりっとしない
苦味や渋みが少ないのも締りの無い原因か

【判定】
色からいくとほぼピノ・ノワール。
でも今回のカベルネ・ソーヴィニヨンは第三世界のワインなのでそこも候補とする。
香りでは圧倒的にピノ・ノアール、典型的というか。
ドライフルーツになめし革、品種が本来持っている香りが強く出ている。
逆にソーヴィニヨンのグリーンっぽさは無い。
飲み口は何とも判定しがたく、どちらとも取れないがタンニンが極端に少ないのでどちらかというとピノ・ノワールだろうか。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール。
で、ピンポン。

これはサービス問題でした。

【総評】
カリテラ ピノ・ノワール 2003
CALITERRA PINOT NOIR 2003
http://www.asahibeer.co.jp/news/2002/0912_3.html
※サイトより引用
『カリテラ ピノ・ノワール』は、ピノ・ノワール種の生育に適したチリで最も冷涼な気候のぶどう栽培地区であるカサブランカ・ヴァレー産主体のピノ・ノワール種を100%使用したワインです。ピノ・ノワール種はフランス・ブルゴーニュ地方で最も多く栽培されている赤ワインの代表的ぶどう品種で、冷涼な気候を好み、土地を選ぶため世界的にも稀少で高貴な品種として知られています。チリにおいても、栽培地区が限られるため生産量が少なく稀少なワインです。
カリテラ社の優れた醸造技術により、ピノ・ノワール種ならではの熟した果実を連想させる華やかな香りと豊かな味わいを実現した、エレガントでバランスのとれたワインに仕上がっています。製造数量が限定されるため、当面世界でも日本市場限定での発売となります。
<ご参考>
 「カリテラ」は、優れた醸造技術を誇る米・カリフォルニアのロバート・モンダヴィ社とぶどうづくりに最適な土壌を有するチリのワイナリー、エラスリス社とのジョイントベンチャーで生まれたチリワインです。

個人的な感想
色味や透明感、それからピノ・ノワールらしい香りはとても良いと思う。
でも飲んだときの、「えっ」っていう印象がどうにもならない。
全体に柔らかいのだけど、どこにも締りがない。
気分が上向きにならない。
ちょっと偏見を交えて言わせてもらえば、カベルネ・フランやテンプラニーヨのような気分を盛り下げる印象のワイン。(両方ともいいワインを飲んでないだけですが・・・)
「あ~あ」って感じかな。ちょっと気が抜けたような印象もあるし。
もう一本カリテラ買って、もしダメだったら我が家には二度とカリテラは姿を見せないだろう。

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