2006/11/23

Powl Bocuse Syrah 2004 ポール・ボキューズ シラー 2004

Powl Bocuse Syrah 2004
ポール・ボキューズ シラー 2004

11月12日に空けたメルローと同じワインメーカーのシラー。

12日のコメントではとってもフツーな赤ワイン、という印象だったが、
シラーはやや違っているようだ。

【外観】
紫が強い
濃い色調で、透明感はあまりない
というところは同じだか、メルローよりは濃い印象。

グラスに残るジャンプ・あしに色素が残る、
というところも同じ。

外観はメルローよりやや濃いというのが特徴。

【香り】
メルロのときはジャムのような濃縮感と書いてあるが、
シラーはどちらかというと、割とフレッシュなフルーツの印象。
イチゴやチェリーといったところか。
ややグリーンのニュアンスがあるせいかもしれない。

それより特徴的なのがスパイスの香り。

一般的には黒コショウと言われているが、
ユーカリオイルやミントのような揮発性のある香りと
茎のようなグリーンっぽい印象が入り交ざった感じ。
そこにやや動物的な香りが混ざる。

複雑でメルロのときとは大きく違うようだ。

【味わい】
メルロのときの味わいは記録してないが、
非常にスムーズで、さわやか。

余韻は長くないが、切れのいい後味。

酸味やタンニンのバランスも良く、よくまとまっている。

ミディアムボディのお手本、って感じ。

【まとめ】

このメーカーのメルロは、それほど良い印象が無かったが、シラーはいい。

これがシラーの人気なのか、それともこのメーカーがいいのか。

ミディアムボディですっきりとまとまっているのに、香りに複雑味を感じる、
そんな風にまとまるのもシラーの特徴なのか。

他の安いシラーも確認したくなってきた。

【後記】

ひょっとしたらシラーの特徴は、黒コショウじゃなくて、このミントのようなニュアンスではないか?

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