・シノン(ヴァル・ド・ロワール)
・カベルネ・ソーヴィニヨン(米)
・ボルドー(メルロ主体)
・コート・デュ・ローヌ 赤(グルナッシュorシラーズ)
の4本のうちから1本空けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや明るめの色調、透明感もあり、紫っぽい印象。
なんとなく、カベルネ・ソーヴィニヨンをイメージさせる
アルコール度はあまり高くなさそう
【香り】
最初に、ジャムのような強い果実香
メルロ?と傾くも
第二アロマ、第三アロマでやや動物っぽい癖のある香りがする。
いわゆるボルドースタイルのワインでは無いと判断し、
メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを候補から外す
【味わい】
ソフトなアタックで酸味もほどほど、収斂性が強い。
タンニンはあくまでソフトだけど、口に残る渋みが強い。
アルコールもやや強めに感じる。
本来なら、ここでローヌかロワールか判断しないとならないところだが、
香りでの判断がゆらぎ、カベルネ・ソーヴィニヨンを候補に戻す。
というのも、ローヌの印象ではないし、
カベルネ・フランは品種としての印象を持っていなし、
といった理由で、何を選らんでいいか分からず、本筋ではない瑣末な部分での判断になってしまう。
ややスパイシーな香りにひっかかり、
アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンを選択
で、ファイナルアンサーで「カベルネ・ソーヴィニヨン(米)」?
で、「ブー」
応えは、「シノン」でした。
【反省点】
アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンなんて、何度も飲んでいて、
シラーズと間違えるくらい濃くて、スパイス香の強いのが特徴なのに、
なんで?って感じですね。
ボルドーでは明るめの色調のカベルネ・ソーヴィニヨンがあるけど、それはややレアケースなので、色が素直に明るいときは外しましょう。
香りの判断の段階でボルドースタイルを外したのになんで逆戻り?
最初の判断は尊重しましょう。
※ボルドータイプのワインの特徴をもう少し認識しよう
※フルーツの軸、スパイスの軸、などスケールをしっかり持とう
【カベルネ・フラン】
映画「サイド・ウェイ」では、「カベルネ・フランからは偉大なワインが出来ない」というセリフが印象に残りましたが、私の勝手な印象ではやや地味な印象。
色も、香りも、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノアールの中間のような感じ。
香りも強く、複雑みもあり、味わいもまろやかなんだけど・・・
なんだか華がない?
落ち着いた印象、というのか?
スパイスや、動物香、きのこのような香りはするけど、花の香りの印象が弱いのかな?
ジャムのような果実味と動物のような香りが印象的で、
カベルネ・フランの頂点はやはりシュヴァル・ブランですよね。
一度飲んでみたいものです。
今日、飲んだシノンと共通点を感じるのかな?
2006/10/29
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