2013/03/24

フォンタナフレッダ ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

フォンタナフレッダ ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ 2011
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱め、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、酵母、熟した果実、柑橘系、洋ナシ、ちょっと麦わら、ヴァニラ
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープ、フレッシュ
バランス:ボリューム感があるが、シャープな印象もある
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
しっかりしたボディに、爽やかな味わい

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
淡くて、ギラギラした色調。
アルコール度は高そう。
この中ではどれも候補になる。

香りは、ミネラル感があって、酵母の印象があって、厚みと複雑性を持っている。
時間とともに、ヴァニラのような樽の影響が出てきた。
しっかり樽を使った、モダンなタイプのボルドーブランのような印象?

味わいは、しっかりしたボディに、フレッシュなフルーツ感。
アロマティック品種のイメージは無い。
品種自体にはあまり力が無さそうで、ローカル品種のイメージ。

力のないローカル品種を、手をかけてしっかりとしたワインに仕上げた、って感じ。
厚みのある味わいは、2000円前後のイメージ。

ガヴィ(コルテーゼ)か、カタルーニャ(チャレッロ、ガルナッチャ)だが、両方とも特徴をつかんでいるわけではないので、決め手がない。

ガヴィだと、もう少し軽くて上品にまとまっているような気がする。
ボルドーブランって感じは、スペインが近いかな。

ファイナルアンサーで、チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ
で、ブー

ガヴィでした。

【総評】
フォンタナフレッダ ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ 2011
FONTANAFREDDA GAVI DEL COMUNE DI GAVI 2011

イタリア:ピエモンテ州:DOCGガヴィ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:コルテーゼ

リカーランドトップで、2040円で購入。

しっかりと丁寧に造られた印象のワインですね。
外観は、淡い色調に、ギラギラとした輝きを持っています。

香りは、ミネラルや酵母、熟したフルーツに、バターやヴァニラの厚みが加わります。

味わいは、意外とフレッシュでカジュアルな印象ですが、アフターでアルコール度がかなり高めなのが分かりますね。
フィニッシュはキレイに消えます。

まあ、いわゆる、良いワインの部類でしょうか。

このワインの基本的な味わいは、フレッシュな酸味の、レモンの絞り汁のようなテイスト。
樽由来の香りや、しっかりしたボディが、上質なレモンジュースのような、シンプルでフレッシュな酸味を支えています。

今日の晩御飯は、親子丼。
予想通り、まったく合いません。

このワインは、しっかり合う料理に合わせないともったいないですね。

ハーブの効いた、鱸(すずき)のグリルとか?
白身魚が合いそうですが、天ぷらよりは油っこくない、グリル系が良さそうです。
バジルとか、ローズマリーの香りが合いそう。

家庭料理で合わせるとしたら、なんでしょうね。
白身のフライに、ちょっとディップを工夫するとか。

飲み進むと、香りがさらに複雑になってきました。
シュール・リーのような酵母の印象に樽の印象が合わさって、複雑でコクのある香りです。

好き嫌いはあるかもしれませんが、ワインとしての完成度は高いと思います。
家庭でこのワインの本当の良さを引き出すのは、ちょっと難しそうな感じ。

ただ、それほど気にしなければ、レモンを絞って合うような食事には全般的に合いそうです。

カミさんに価格感を聞いたら、なんと880円。
後味が水っぽい感じがあって、高いのか安いのか分からなかった、という感想。

スッキリとまとまっているので、いわゆる高いワインの感じは少ないのかもしれせんね。

でも、フォンタナフレッダだし、ガヴィだし、ラベルはファッショナブルだし、個人的には、2000円超えのパフォーマンスは持っていると思います。

■楽天ショップへのリンク

ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ[2011]年・フォンタナフレッダ社・イエローボトル・DOCGガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィGavi del Comune di Gavi [2011] FONTANAFREDDA

※サイトより引用
イタリア ピエモンテ辛口白ワインファン注目!1878年から歴史のある造り手!一世紀以上にわたりバローロを造り続け、伝統的バローロ造りのリーダー的存在!のフォンタナフレッダによるDOCGの辛口白ワイン!ガヴィの王様!「ガヴィ村で造られたガヴィワイン」という名の生産地区限定シリーズ!ミネラルや青りんご、レモンのようなフレッシュな香り。レモンをしぼったミックスフライや生ガキなどにぴったり!の究極辛口白ワインが少量入荷!
19世紀末にイタリアの初代国王ヴィットリオ・エマニュエーレ2世の息子が、その所有地を譲り受け設立したワイナリー、フォンタナフレッダ社。一世紀以上にわたりバローロを造り続け、伝統的なバローロ作りのリーダー的な存在です。
伝統を大切にしながら革新を続けるエノロゴ、ダニーロ・トロッコ氏のもと、フォンタナフレッダ社のワインはイタリア内外から高い評価を得ています。
寒冷な北イタリア産ならではの、きりっとした酸が特徴の白ワインです。ミネラル、青りんご、レモンのようなフレッシュな香りに、辛口ですっきりとした味わいです。
「ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ」とは「ガヴィ村で造られたガヴィ・ワイン」という意味で、生産地区限定シリーズの1本です。
キュッとレモンをしぼったミックスフライや生牡蠣などのおつまみにぴったりです。

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