2012/07/16

キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV (ブラインドテイスティング:当てる)

キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(2)カリニャン45%、グルナッシュ・ノワール45%、シラー10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCフィトゥー:09)\1365
(3)シラー35%、カリニャン25%、サンジョヴェーゼ19%、メルロー17%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%(米:カリフォルニア:10)\950
(4)グルナッシュ、シラー、カリニャン(仏:地理的表示無し:NV)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:チェリー、赤い果実、グリーン系ハーブ、フローラル、少し薬っぽさ
香りの印象:やや閉じ気味?木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:しっかりしている、すこしトゲがある
バランス:ミディアムボディで、力強さがあり、ドライ
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
アルコール度:強め(に感じる)
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
スパイシー、フローラル

【評価】
ミディアムボディながら、力強さを持っている。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
濃いながら、わずかに透明感があるので、どちらかというと伝統産地の印象。

香りは、ガリーグのような南仏系の、グリーン系スパイスが特徴的。

味わいは強めでドライ。
このあたりも伝統産地っぽい。

フィトゥーか、フランスのテーブルワイン。

カリニャン、グルナッシュ、シラーという構成は2本とも同じ。
そうなると、これは完全にヤマカン。

ただ、価格が1365円と880円と大分違うが、高い方は伊勢丹で、安い方はスーパーなので、実際にはそれほどの価格差は無いかも。

フィトゥーはとにかく濃い印象があるので、これはテーブルワインの方か?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、カリニャンのフランステーブルワイン
で、ピンポン

何となく素性の良さを感じるワインです。

【総評】
キュヴェ・アントワンヌ・ジョセフ・パルドン NV
Cuvee Antoine Joseph Pardon NV

フランス:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、カリニャン

グルメシティで、880円で購入。

ややトゲトゲしさもあるけど、華やかさと、深みを持っている味わいです。
香りが華やかな分、ちょっと家庭料理には合いにくそう。

今日の晩御飯は、ポテトコロッケ。
カレー粉を混ぜた、カレー味もあります。

このワイン、香りが本格的なので、コロッケは合わないだろうって思っていたら、意外とそうでもありません。
飲みくちが良いので、後味をスーッとキレイにしてくれるような合い方をします。

育ちもよくて美人なのに、フレンドリーで、とっつきやすい女性、って感じ?
庶民の食卓に招いても、ニコニコと社交的に対応してくれる、みたいな合い方です。

でも、このワインを活かすんだったら、もう少し、ハーブのきいた料理が良さそうですね。
身近なところでは、バジルとモッツァレラのピザやパスタなんか合いそうな気がします。

夏場はどうしても温度高めになってしまいますが、このワイン、ちょっと温度低めの方が美味しそうですね。

カミさんに価格感を聞いたら880円で、ドンピシャ。
悪くないけど、ちょっとつまらない、という評価。

確かに、幅がないというか、深みが無いというか。
よく出来ている印象があるだけに、ちょっと期待感が出てしまいます。

とはいえ、週末飲みでも十分対応できる品質なので、880円はお買い得ですね。

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