2011/04/16

シャトー酒折 甲州・辛口 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)甲州(日本:山梨県:甲府市酒折町:07)\1320
(4)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(5)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー酒折 甲州・辛口 2007【外観】
少しグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は薄く、グレーっぽい。
輝きは強く、金属質な印象。
フチに小さな気泡が多く見られる。
グラスの内側にも小さな気泡が多く付着。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
甘酒のような酵母の印象。
柑橘系フルーツ。
シュールリーのような澱の印象。
梨のようなみずみずしい果実。
香りは弱めで、繊細。

【味わい】
残糖を少し感じる、セック。
わずかに炭酸を含んでいる。
酸味はやや尖っててフレッシュ。
アルコールの印象が強く、後味に強く残る。
ボディは弱いながらも、そこそこボリューム感を持っている。
余韻は少し続く。

【判定】
淡い外観からは甲州か、日本のシャルドネ。

香りは柑橘系と日本の酵母の印象が、甲州。
でも日本のシャルドネもあるかも。

味わいは残糖を少し残していて、アルコールが強い。
炭酸を含んでいて、まだ若さがあるので、2005年とは思えない。
でも2007年ってイメージでもない?

改めて飲んでみると、炭酸は含んでいるものの、味わいは少し落ち着きが出ている。
2007年もありかも。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

日本の食事に合いそうな甲州です。

【総評】
シャトー酒折 甲州・辛口 2007
Chateau Sakaori Koshu Dry 2007

日本:山梨県:甲府市酒折町
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州(韮崎市保坂地区、山梨市八幡地区)

リカーランドトップで、1320円で購入。

とっても日本酒っぽい香りを持っている甲州です。

甘酒っぽいというか、麹の感じというか。
味噌や醤油につながる味わいですね。

これから初鰹とか、タケノコが美味しくなるシーズンですが、このワインだったら合うかも。
ただ、あまりに和食テイストなので、ワインとしては、ちょっとどうなの?って感じもあります。

今日の晩ご飯は自家製シューマイ。

豚肉の匂いとか味わいにイマイチ合いませんね。

九州から送られてきた明太子と合わせてみたら、意外と問題なし。
明太子はワインに合わないメニューの定番ですが、このワインは大丈夫そうです。

最初は何とも言えない「重さ」を感じましたが、飲み進むと、キレのいい感じに変わってきました。

甘酒っぽさも消えて、ワインらしくなってくる感じ。

軽さだけじゃない、複雑性を持っている、いい甲州だと思います。

※裏ラベルの内容
山梨県を代表する2つの産地で収穫された甲州種で造ったフレッシュでキリッとした瑞々しいワインです。
韮崎市穂坂地区の切れの良い酸味と、太陽の恵みを十分に浴びた山梨市八幡地区のグレープフルーツを思わせる後味が絶妙に調和した、甲州葡萄100%のワインです。梨、グレープフルーツ、リンゴなど様々なフルーツの味わいが感じられる、すっきりとしながら表情豊かなワインです。
料理との相性:天ぷらをはじめ、和食全般。刺身や鍋物とも。

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