2010/08/15

シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(3)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(4)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いルビー。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色合いは落ち着いていて、彩度の低いルージュ。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
パンのような酵母の印象。
スミレのようなフローラル。
華やかさのある香り。
グラスを回すと、フローラルの印象が強くなる。
果実香は枯れていて、ドライフルーツ。
シナモンのようなスパイス香も混ざり複雑で華やか。

【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
ミディアムとフルボディの中間くらい。
酸味は穏やか。
タンニンは細かいがしっかりと全体を締める。
アルコール度は高い。
温度がちょっと高いので、やや締りのないまとまり。
でもバランスは良く、上質感を感じる。
タンニンの渋みが味の主体になっている。
後味はやや乾く印象。

【判定】
落ち着いた外観からは、2006年のメドックとヴァン・ド・ペイが候補。

香りの印象はボルドー。
特徴的な、スミレの印象のある、華やかな香り。

味わいは辛口で、タンニンが強く、これまたボルドーって感じ。

でも、グルナッシュ、シラー、サンソーの可能性も検討。

あらためて品種の特性を探ると、カベルネ独特なグリーン香がある。
なんというか、典型的な、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーって感じ。

カベルネ・ソーヴィニヨンはチリもあるが、熟成感と味わいが違う。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

軽めですが、メドックらしい味わいです。

【総評】
シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006
CHATEAU CERESTIN LALANDE MEDOC 2006

フランス:ボルドー地方:メドックAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%

リカーランドトップで、950円で購入。

今日の晩ご飯は鶏のトマト煮込み。
一度ソテーした鶏肉を、ニンニク、タマネギ、トマトの水煮缶などで作ったトマトソースで煮込んだもの。

ブルゴーニュに合いそうなメニューですが、このワイン、軽いまとまりなのでピッタリと合いました。

逆にラムのソテーとかに合わせたらちょっとワインが負けるかも。

我が家的にはピッタリの軽さで、家庭料にも合わせやすくて、とってもいいメドックですね。

カミさんに価格を聞いたら、1780円。

料理にピッタリ合った、というのも影響してると思いますが、軽い中にも上質感を感じるのと、後味がいいので、評価が高かったと思います。

軽くて繊細なワインが好きな人には、超オススメ。
もちろんこの価格だと超お買い得ですが、1500円弱くらいまではお買い得だと思います。

ちょっと卵白を感じる口当たりといい、スケールダウンしたグラン・クリュって感じで、なかなか楽しめますね。

ボルドーの中でも、特にメドック入門編として良さそうです。
これは超オススメ。

ボルドーが高級路線にシフトするらしいので、これからはこういった手軽な価格で手に入るボルドーは減ってしまいそうですね・・・残念ですが。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事