(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:07)\1780
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥ・メールAC:08)\1380
(3)シャルドネ(伊:ピエモンテ州:ピエモンテDOC:08)\1180
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1050
(5)トレッビアーノ(伊:アブルッツォ州:トレッビアーノ・ダブルッツォDOC:NV)\1040
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほんのりベージュがかった、中庸なイエロー。
輝きは弱く、大人しい外観。
色調もシンプルで、ほんのりベージュがかっている。
粘性は弱め。
【香り】
モモのような、甘い果実香。
爽やかなハーブ香。
シロップ漬けの果実。
グラスを回すとリンゴの香り。
香りは弱めながら、繊細な印象。
少し酸化してる印象がある。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はギスギスしていて、酸化している印象。
苦味も強め。
アルコール度もわりと高い、12.5%くらい?
リンゴのような爽やかさがある。
酸化してる印象はあるものの、口当たりはマイルド。
余韻は短い。
【判定】
外観、香り、味ともに酸化してる印象がある。
香りだけでいくと、イタリアっぽさがある。
酸化してるがちょっとネクターっぽい味わいなど、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランではなく、イタリアの固有品種のイメージ。
う~ん、いかにもトレッビアーノっぽい感じ。
ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ブー
なんと、ボルドー・・
【総評】
シャトー・ラ・ソヴギャルド 2008
Chateau la Sauvegarde 2008
フランス:ボルドー地方:アントル・ドゥ・メールAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
町田の蔵屋さんで、1380円で購入。
そうなんですね、ボルドーってソーヴィニヨン・ブラン視点で選ぶと間違える事が多いです。
このワインのボルドーらしさは、ちょっと酸化したような、昔ながらのボルドーブランって感じでしょうか。
ただ、この参加したようなリンゴの印象も、飲み進むと良さに変わってきます。
伝統産地のワインらしい、第一印象はイマイチでも、だんだん味に慣れて理解していくような馴染みかたです。
ひと昔前のお酒って、最初は飲めたものじゃないけど、我慢して飲んでいるうちに美味しく感じてくる、というものが多かったんですよね。
ワインもその一つでしたが、最近は誰が飲んでも、一口目でも美味しいってワインが多くなってきました。
それが進歩なのかもしれませんが、付き合いにくいワインってのも、一つのスタイルとしてありますよね。
それが無くなるのはやはり寂しい感じもします。
そういう点では、なんだか懐かしいテイストというか、まだこんなワインがあったか、と逆にホッとするような味わいですね。
ちょっと酸化してるんじゃないの?という部分が個性として美味しく感じてくるんですね。
不思議なものです。
カミさんに価格を聞いたら、980円。
最初に感じた、ちょっと安っぽい軽さ、みたいなものがやっぱり価格を低く感じさせます。
何となく擁護したいタイプのワインですが、やっぱり人には勧められないかな。
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