2010/03/27

トルブレック ウッドカッターズ・シラーズ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シラーズ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:08)参考価格3150円(6本セット10500円)
(2)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(3)ピノ・ノワール(NZ:マールボロ:08)参考価格2510円(6本セット10500円)
(4)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トルブレック ウッドカッターズ・シラーズ 2008
【外観】
濃く黒っぽい、透明感があまりないガーネット。
ほとんど黒に近く、フチは鮮やかな紫。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
粘性は強く、脚が長く残る。

【香り】
濃厚な果実香。
少し生くさいような香りがある。
香りは弱め。
グラスを回すと硫黄のような還元香?
樽の影響を感じる焦げ臭も少し。
香りは強くないが重い印象。

【味わい】
残糖を多く感じるセック。
かなり甘い。
中辛口って感じ?
フルボディで、フルーティ。
酸味はしっかりしていて、後味まで残る。
タンニンはまろやかで渋みは少ない。
アルコールは強い印象。
余韻は少し続く。

【判定】
濃く、黒い外観からはピノ・ノワールとグルナッシュはほぼ無い。
シラーの2本が候補。
香りはまだ開いていない感じ。
ちょっと腐敗臭というか、生ごみのような悪臭系の要素がある。
時間が経つとスパイシーさが出てきて、いかにもシラーっぽくなる。
味わいは甘さが特徴。
かなり残糖を感じる。
さらにアルコール度も高いので、かなり凝縮感のあるブドウを使っている感じ。
ただ、ちょっとジュースっぽいというか、深みが無いというか。
印象としては完全にニューワールド。
ただ価格感が微妙。
あとは、シラーズの単一品種か、あるいはテンプラニーリョが混ざっているかが判定のポイント。
何となく、シンプルな味わいで、単一品種のイメージ。
明るい太陽を感じるような味わいもオーストラリアっぽい。

ファイナルアンサーで、シラーズ オーストラリア
で、ピンポン

ニューワールドワインの完成形?って感じの濃厚でフルーティなシラーズです。

【総評】
トルブレック ウッドカッターズ・シラーズ 2008
Torbreck Woodcutters Shiraz 2008

オーストラリア:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー
アルコール度:14.5%

あまりにカジュアルで、フルーティで、スムーズなワインなので、最初は安いワインの印象。
でも、誰が飲んでも美味しいって言いそうな、クリーンでスムーズな味わいは高い完成度を感じます。

後味もキレイだし、飲めば飲むほど美味しくなってきます。
こういったニューワールドタイプのワインってあまり好きじゃなかったのですが、思わず引き込まれてしまいました。

アルコール度が14.5%もあるのに、とてもフレッシュでフルーティ。
スイスイ飲める、スムーズでキレイな味わい。
おおらかさがあって、包み込まれるような余韻。

これは美味しい。

ニューワールドタイプのワインで、こんなに美味しいって思ったのは初めてかも。

何でしょうね、スムーズでキレイに消える後味なんですが、二重三重に味わいが広がって深みを感じますね。

飲み終わった後のこの幸せ感は抜群です。

う~ん、参った、って感じ。
これはすごいワインかも。

もったいなくてチビチビ飲んじゃいますね。

ただ、このワイン完成度が高いので、食事に合わせるが難しそう。

今日の晩御飯はミートローフだったのですが、食べ物が入ると急に苦味が強くなる感じ。

なんだかワインだけで平和にやってるのに邪魔者が入ってきた、みたいな。

フルーティさが強くて甘いので余慶に合わせる料理が難しいのでしょうか。

ブルーベリーのジャムに合わせる料理を探すようなイメージ?

パンなら間違いないだろうと思って焼きあがったばかりの食パンに合わせてみたら、以外に合わない・・・

キューブチーズがあったので合わせてみたら、これはそこそこ合います。
でも何か違和感があるな・・・

食事に合わせると、急に苦味が強くなるんですよね・・・私だけ?

このワイン、これだけで飲むのが一番美味しいかも。

しかし、なんでしょう。

飲み進んでも印象が全然変わりません。
う~ん、ちょっと飽きてきたかな~。

飲み始めた最初が美味しさのピーク?

香りはだんだん開いてきて、複雑で豊かな印象になってきましたが、飲み口がずーっと同じ。
ちょっとお高いワインなので、我が家的にはリピートする事は無いかな。

まあ、このあたりは好みの問題だと思いますが、このトルブレックのラインアップは機会があれば飲んでみたいですね。(高いけど)

このジューシーでフレッシュな果実感は、他のワインではなかなか味わえません。

モダンタイプのワインとして、1つの完成形ではないでしょうか。

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【『神の雫』に登場】世界一お買い得な赤ワイン(パーカー評)[2008]ウッドカッターズ・シラーズ/トルブレック税込 2,280 円 送料別

※サイトより引用
色はほぼ黒に近いやや赤みがかった深紫。
はじめはクラクラするようなブラック・チェリーやフランボワーズなどの黒系果実の香り。
時間が経つと香りの置くのほうにブラックペッパーやダークチョコレートなどのスパイシーさが見え隠れします。
(約30分ほどで変化。このワイン、3日後くらいに驚くような変化を見せます。お試しあれ!)
口に含むと、ブドウの果実味がまるでプルーンジュースのように“ぎゅっ”と詰まっているので第一印象は「甘みののったワイン」というところなのですが・・・・
鼻腔にいつまでも残り続ける余韻と、舌に残るピリッと心地よい刺激。
そうです。
何よりも豊潤な甘みを支えるジューシーな酸味が素晴らしい!
これが、2000円台のワインでありながら、パーカーをノックアウトし、「世界一お買い得な赤ワイン」といわしめ、「オーストラリアNo.1の生産者」と同じくパーカーに断言させるスーパーデイリーワインの味わい。
特にその、「ジューシーな酸味」がトルブレックのワインの特徴。
どのキュヴェもその酸味のお陰で…
たとえばフランスのギガルが10数年に1度のグレート・ヴィンテージにしか獲得しえないような品質の水準を“毎年”体現しつづけているのです!!
「ウッドカッターズ・レッド」は文句なく“ケース買い”がオススメ!

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